ヒプマイ シブヤディビジョン考察


次はヒプマイ世界の各ディビジョンについて考えていきます。
まずはシブヤディビジョン。




1.飴村乱数 24歳 デザイナー
『楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴を見る』

名字は飴好き&飴村行&アメ村からかな
らむだ、は何か意味があるのでしょうか。飴村アルファや飴村ベータが存在するのか。僕は11人目だとおもう、的なイベントが裏で発生しているのか。らむだが死んでも代わりがいるのか。

Division Rap Battleの乱数のパートを読むと、彼はオネーサンのかわいい寝顔を知ってることがわかります。ということは女性経験があるということですね。ヒプマイで性経験をほのめかされているのって今のところ乱数のその歌詞しかないとおもうんですがどうでしょうか。
12人でもっとも幼い容姿を持つ乱数くん(小学生にみえると公式設定にあります)に、あえて性的な匂いを持ってくる。
また、乱数の担当する名言も面白いです。乱数は楽観主義者・・・とみせかけて、たぶん彼は悲観主義者の思考も習得している。意外に知的でフラットな面があることがうかがえます。



2.夢野幻太郎 24歳 作家
『何のために意味なんか求めるんだ?人生は願望だ、意味じゃない』

名字は夢野久作からかなぁ
幻太郎という名前の由来もよくわかりません。
彼の口癖は「嘘だけど」。これ、実際いたらすっごい嫌な人じゃない?会話のオチにすべて「ま、嘘だけど」って言われるんですよ。こっちの気持ちの持っていきようがないでしょ。

で、幻太郎は何のために嘘をついてるんでしょうか。
・不幸な生い立ち(これも真実かどうかわからない)によって本心を語らない癖がついてしまった。さらに嘘をついて人を笑わせるピエロだと自分の役割を規定している
・あえて嫌われ役を演じて人を自分から遠ざけようとしている
・特に意味はなく嘘つきキャラが面白いと思っている

ざっと考えてこの中のどれかだと思うんですが。
ひとつ目の理由だと、幻太郎は普通にかわいそうな青年です。まだ若いからやり直せる。がんばれ幻太郎。
ふたつ目の理由はシリアスですね。なぜテキトーな嘘ばかりついて人と深く関わらないようにしているのか。それは実は彼が中王区の密命を帯びた人間だから・・・と、今後の展開におけるキーパーソンになる予感もします。
みっつ目。これもあり得ますよね。だって彼の名言だって、意味をもとめることの無意味さを説いてますもの。現実から浮遊して夢まぼろしの中で生きる不思議青年夢野幻太郎先生、未来はどっちだ



3.有栖川帝統 20歳 ギャンブラー
『自分の生きる人生を愛せ、自分が愛する人生を生きろ』

名字は有栖川有栖からだと思います。とっても由緒ある名の持ち主。
名前はサイコロのダイスからきてると思います。
そして内閣総理大臣 東方天乙統女さんと一字かぶっています。髪色も同じなんですよね。
これは血縁関係あるでしょう。

さて、彼の名言も意味深です。
ダイスの目の前には自分が愛する人生と自分が愛さない人生があり、彼は自分が愛する人生を選んでいる。それはギャンブルに明け暮れてその日ぐらし、いつもすかんぴんでお腹をすかせた人生で、ダイスはその人生を愛しているんですね。
では彼が愛さない人生とは何でしょうか。
きっと東方天帝統としての人生じゃないかな。東方天帝統は良い教育を受け、良い物にかこまれて育ち、偉大な東方天乙統女の元でコントロールされて
死んだように生きてきたはずです。で、彼はそこから逃げ出して、コントロール不可能な賭博の世界で自分の人生を生き直している・・・人生dead or alive。とするときれいにまとまりますね。





シブヤディビジョンFling Posseの3人は共通点があります。

3人ともちょっと現実から浮いていて、自分のことをモノみたいに扱えてしまえて、退廃的。

中王区とつながっている可能性が描写されている。

そして相反する二つの要素で構成されていること。
乱数は楽観/悲観、性/無性など
幻太郎は嘘/真実、現実/夢
帝統は生/死、勝/負、貴/賎かな。
そもそもFling Posseというのも刹那的な/仲間って感じの意味らしいです。仲間と刹那ってあんまり食い合わせがよくない言葉ですね。チーム名からして不協和音を感じる3人です。そこがシブヤの魅力とも言えましょう。




追記

その後彼らについて個別に記事を書きました。

乱数についての考察

[https://pyonkospica.hatenablog.com/entry/2019/06/29/212256:



帝統についての考察

東方天帝統の憂鬱 有栖川帝統考察 - pyonkospicaの日記



夢野幻太郎についての考察

おれがあいつであいつがおれで 夢野幻太郎仮説 - pyonkospicaの日記