東方天帝統の憂鬱 有栖川帝統考察

帝統についてもう少し書いておきたくなりました。
ヒプマイ世界の中で自分的に謎で、深追いしたくなるメンバーが理鶯、帝統、乱数です。幻太郎も謎が多いキャラだけど手がかりがなくて語れそうにない。左馬刻様は謎はないんだけど、思うところがあるのでいつか記事を書きたいです。






有栖川帝統 20歳 ギャンブラー
『自分の生きる人生を愛せ、自分が愛する人生を生きろ』



以下 公式サイトより引用です


ギャンブラー。
有り金はもちろん、自分の命すら賭けのテーブルに載せるほどのギャンブル狂。
地道や堅実といった言葉が大嫌いで、生まれ持った強運で生き残ってきた。
物事を決めるときには、常に携帯しているサイコロで判断する。
すかんぴんなことが多く、食べ物を与えられるとすぐに懐く。

・・・引用おわり・・・



さて、ヒプノシスマイクの始まりH歴元年。
それは言の葉党によるクーデターにより始まりました。それから2年後、現在の内閣総理大臣は言の葉党の党首、東方天乙統女です。

そして東方天乙統女というキャラクターは有栖川帝統と共通点がみられます。
・髪色
・目の色
・名前に『統』が使われている
です。

年齢も乙統女49歳、帝統20歳と意味深な年の差。というわけで遠慮なくこう考えさせてもらいます。
二人は親子である、と。



さて、というわけで有栖川帝統は正しくは東方天帝統です。名前の読み方も本当は違うのかもしれません。我が子にダイスって名付けちゃうと、乙統女さんもなかなかにクレイジーなギャンブラーってことになりますから。テイト、とかデイト、かな。




ここからが問題です。
有栖川帝統は自分の正体を知っているんでしょうか?





1.有栖川帝統は何も知らない


知らない場合は、帝統に添えられた言葉のうち、前半の部分である『自分の生きる人生を愛せ』の方に焦点を合わせます。

有栖川帝統は東方天乙統女の令息として誘拐にあいました。あるいは乙統女による子捨てにより東方天の名を失いました。そして公式キャラクター紹介にもあるとおり『生まれ持った強運で生き残ってきた』のです。

そんなことはつゆ知らず、帝統は自分に与えられた運命を満喫しています。何も知らない彼は自分の人生をそのまま受け入れています。彼は今日もギャンブルに励み、自分の生きる人生を楽しんでいるのです。





2.有栖川帝統はすべて知っている


さて、もう一つは有栖川帝統が自分の正体を知っているパターンです。重心を置くのは例の言葉の後半、『自分が愛する人生を生きろ』の方です。


『自分が愛する人生』があるということは、『自分が愛せない人生』もあるということです。
では帝統にとって『自分が愛せない人生』とはどんなものでしょう。



それは東方天帝統としての人生でした。



乙統女の陰鬱な外見からして、享楽的な帝統とは相性が悪そうです。乙統女の地盤を受け継ぐ政治家の子として、「帝」王としての厳しい教育を受けてきたのかもしれません。

もともと『地道や堅実といった言葉が大嫌い』な帝統はある日気づきます。これは自分が愛する人生ではない、と。自分は、自分が愛する人生を生きたいんだ、と。


そしてすべてを捨てて、東方天の家を出ました。自分が愛するに値する人生を選び取るために。
それは『有り金』そして『自分の命』を『賭けのテーブルに載せ』た帝統の最大のギャンブルだったのです。


競馬やカジノは外国では富裕層のたしなみであり社交場でもあります。
アスコット競馬場ならイギリス王室も観にくるし、服装にもたいていドレスコードがある。
なので、有栖川帝統がギャンブルと親和性が高いのは、彼が上層の人間だったとしても違和感のない趣味なんですね。



帝統の人生を賭した博打は始まったばかり。
最後に勝つのは、誰なのでしょう?






(この文を書いた時は帝統の読み方についてさらっと流してしまったのですが、その後ひらめいたことがあったので以下に続きの記事を書きました)



東方天帝統の読み方について考察 - pyonkospicaの日記