神宮寺寂雷と飴村乱数の迷宮

短い記事ですが気になったことがあるので書いておこうと思います。

最近乱数についていろいろ考えていて、それとは別にコミカライズのBefore The Battle -The Dirty Dawg-を読み返していました。

すると第1話に各キャラクターの年齢がわざわざ明記してあったんです。

第1話

西暦最後の年

碧棺左馬刻　23歳
飴村乱数　　22歳
神宮寺寂雷　33歳

その日に東方天乙統女によるクーデターが起きたことが記されています。

第2話

H歴1年となっています。
左馬刻と妹の合歓が会話しており、左馬刻は『まだ23歳』だと記されています。
この回でも年齢の話をしている。

第3話

寂雷と乱数が出てきます。
寂雷が『殺し屋ill-doc』であると判明しました。

『ま　10年前に失踪してからは医者一本でやってたみたいだけどね☆』
と、乱数が言います。

ん？10年前？

計算してみましょう。
左馬刻(11月11日生まれ)がH歴1年当時23歳ということは、乱数(2月14日生まれ)は22歳ですよね。

10年前、飴村乱数は12歳。

飴村乱数のプロフィールはこうです。

元【The Dirty Dawg】メンバー。
ファッションデザイナー。
小学生のような幼い見た目だが、頭の回転が速く、自分がどう見られているか解っている。

そういえば乱数ってなんで幼い見た目なんでしょう。24歳の成人男性が中学生や高校生ならともかく、小学生にみえるって奇妙です。

でも、12歳ってまさに『小学生のよう』な年齢じゃない？

寂雷、10年前に乱数の成長を止めるようなこと、なんかした？その後失踪した？

もちろん漫画で出会った寂雷と乱数は初対面の様子でした。
けど、間接的に寂雷が乱数に関わっていたとしたら。その事件が原因で寂雷が殺し屋をやめ、失踪したという可能性だって考えられます。

10年前、ふたりになにが起こったのか。

謎の設定だった『殺し屋ill-doc』が、実は必要かつ重要な伏線の可能性がありませんか？

「Stella」の乱数パートに

迷宮の果てにあるマテリアル
永久を糧に咲く白いカメリア
真理の前には倫理の叫びなど枷になる
追い求めたくて老いを止めた

という意味深な歌詞がありました
迷宮の果てで成長をやめた乱数。

一方、

実は神宮寺寂雷も「迷宮壁」にて迷宮に存在しています

迷宮壁のラビリンスウォール
抜け出すためにまだまだ時間はかかりそうだ

乱数と寂雷は同じ迷宮で今もさまよっているのかもしれません。