最近続々と発表されるヒプノシスマイクの楽曲。
ふと考えました。
自分はどの曲が好きなんだろうか・・・
順位をつけるとどうなってしまうのだろうか・・・
というわけでヒプノシスマイクの楽曲を好きな順に並べてみました。
リミックスは除いています。
新曲が出たら随時追加する予定です。
またアニメCD『Straight Outta Rhyme Anima』については最後にまとめて書いています
1位
ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-(+)
やっぱり一番はこの曲。
最初にして最高の作品なのではないでしょうか。12人の個性が余すとこなく発揮されていてとにかく楽しい。(追記 18人になりましたね)
左馬刻様の『欲張りさん』というワードのチョイスに、その後ヨコハマがコント集団に足を踏み入れる予兆が出ています。
帝統の声優さんはすでにポテンシャルの高さがにじみ出ているし、一二三のホストモードは最&高。
そして独歩の『キレる中年になったろかい』のシャウトの素晴らしさ!さすがヒプノシスマイクを代表する男。
サブローザがまだキャラクターが固まりきってなかったのか、早口な中学生みたいになってます。
で、-Division Rap Battle-の何がいいって、ヒプノシスマイクの世界の始まりであるこの曲の第一声が『選手宣誓』で始まるところ!爽やかなスポーツマンシップの香りがして、コンテンツのスケールの大きさが感じられませんか。まさに『Rapで白黒つけようぜ』的世界観を体現しているような。
そういう明るさってヒプマイの魅力だと思います。
2位
君あり故に我あり
神宮寺寂雷の新ソロ曲、まさかの2位へ・・・
カノンコード、ゴスペルっぽいアレンジ、とにかく良い歌詞が揃って強カードとなった感じ、ベタといえばベタなんだけども。(なんか鎮痛剤や麻薬をばんばん打たれてる気分もする)
しかしながらこういう多幸感とカタルシスのある楽曲って実はヒプマイ史上初のはず。不穏といさかいをベースにしたヒプノシスマイクの物語が幸せに終わる予感をもたらした記念碑的な存在。
あとこの曲は全員で歌うバージョンも聴いてみたい・・・!アレンジマシマシにして全体曲にしてヒプノシスマイク最終曲にしたらいいエンディングになりそう
3位
champion
新宿にぴったりの低音&ダウナーな感じが素晴らしくて大好きです。
ディビジョンラップバトルの王者にふさわしい品格ある楽曲だと思ってます。Zeebraさんってすごいわ。
一二三のしゃくり上げるような歌い方はわざとかな?
独歩の『ブチ切れて 暴言唸らすだけ』のだ~け~っていうビブラートが大好きです。
大好きしか言ってないな。
4位
Shibuya Marble Texture -PCCS-
名曲。
3人の声のハーモニーがたまらないし歌詞もいい。『お手を拝借』とかちょっと古めかしい歌詞もかわいい。
帝統が『らむだー』って叫ぶのがむっちゃ好き。
5位
あゝオオサカdreamin´night
三味線最高!DNAが騒ぐ~
力のある楽曲で殴り込みに来たオオサカディビジョンの登場でヒプノシスマイクプロジェクトがさらに面白くなりました。
天谷奴のパートがちょっと遅れ気味になっていて、それがもうたまらなくかっこいい。
6位
Hood star
寂雷の『オリジナル韻辞典だ』の部分でいつも頭が?でいっぱいになります。オリジナル韻辞典とはなんぞや。
ホストモード一二三のパートはテンション上がりますね。
途中で三拍子になったり『壁に書かれた嘘に』以降はメロディーが変わったり、見せ場の多い曲。
7位
蕚
かわいくて切ない夢野幻太郎の名ナンバー。
前作「シナリオライアー」からの温度差がすごい
8位
Gangster’s Paradise
キラーワード「ここは中王区以外の場所」が出ました。
碧棺左馬刻の世界は中王区か中王区以外の場所か、どちらかでしかないのかもしれない。
ここが中王区でないのなら、ここに碧棺合歓がいないのなら、左馬刻にはどこだって同じなんだ。
9位
ヒプノシスマイク-Division Battle Anthem-
はい好き。
ペンは剣よりヒプノシスマイク。
二郎の『震源地!検知!』の言い方最高に好き。
幻太郎の歌声全般がセクシーな上に『海馬』と『ダイバー』など綺麗なリリックでたまりません。一二三のホスト系リリックも鮮やかだ。
最も好きなのはサブローザのパートです。
『10万年前から全部解ってたんだ』からはじまる夢見るようなメロディーのあとに『人は皆呼ぶ神童』『バカらしいんだ』『そりゃ不毛さ』と声を荒げて歌うところが、思春期の鬱屈した感じが出ています。バースの中で歌い方を変えているのは声優さん独自の解釈なのか、製作者側の依頼なのか気になるところ。
2020/3/12追記
ヒプマイ5thライブが中止となった日、DBA+が発表されました。18人バージョンですよ!
以前ツイッターでこのようなことをつぶやいていたら
オオサカディビジョンの曲なら
— pyonko (@pyonkospica) 2020年1月26日
まいどあり/おおきに/もうかりまっか/ぼちぼちでんな
でくると思ったら
塗るで刺さら/いつでも雨宿れ
な上方エレガンシーで来て最高
あと躑躅森盧笙が全然大丈夫じゃないのに「オケ」って言っちゃう(そして案の定ぐだぐだになる)ところが地味に好きでもう聖歌の域
まさにオオサカディビジョン白膠木簓に「笑いは大阪市民の聖歌」という歌詞が来てたまげました。
十四くんが「マジでタチ悪い」ってのを2回繰り返すのが(繰り返すしかないのが)エモいです。
あと、天谷奴零パートがとにかく最高。ちょっと音量低めでテンションも低めで、引き算の美学が顕現している。
10位
Nausa de Zuiqu
左馬刻様と一郎がサウナでサウナにまつわるクイズをするという狂気の一曲。大好き。
サウナの国であるフィンランド民謡がいい味を出しています。
11位
パーティーを止めないで
一二三の辛さと華やかさが同居した、楽しいのに切ない曲。陰と陽のまったく相反する要素を同時に表現した鬼龍院翔さんは凄い方です。
ホストモードの一二三だって女性を「子猫ちゃん」や「プリンセス」という戯画化した存在として向き合っているわけで、真に女好きかというとそうでもない気がする。ホスト一二三にとって女性と接するのは、ゲームとか人間愛とかボランティア精神とか、そういう感覚なのではないだろうか。根本のところが情動ではなく理性で関わっているというか。
12位
Break the wall
一郎いい曲もらったー!
のびやかかつきらびやかな雰囲気が最高です。個人的にイケブクロはあまり楽曲に恵まれてない気がしてたけどそんなことはなかったぜ。主人公感のある良曲。
13位
Shinjuku Style ~笑わすな~
寂雷は『のるかそるか そるかのるか』等、実は雑なリリックが多い気がする。
そんな力業も大好きな曲。
14位
Stella
言わずもながのStella。
シブヤディビジョンはこの曲を手に入れてヒプノシスマイクの風向きを変えましたね。
将来ヒプノシスマイクを語るとき、特にシブヤは『Stella前』『Stella後』というタームでくくられる可能性が高いです。
ヒプマイ界の歴史に残るであろう曲
15位
ヒプノシスマイク-Alternative Rap Battle-
なんて略すのかな?
ARB?オルタ?
この曲はBBBとかWWW、デスリスペクトの系譜かな~ メロディーが覚えにくい。
板垣退助、坂本龍馬からリリックを借りてきていたり、この曲ではないけれど「ペンは剣よりヒプノシスマイク」というキラーワードも、教科書を思い出す懐かしさ。
一二三の投げやり感と銃兎の「滅相もない」が魅力的な曲です。
16位
Uncrushable
入間銃兎の歌声って独特の張りがあってすごく個性的だと思うんです。だから「滅相もない」みたいな飛び道具にぴったりなんだけど、その分長時間使用するとちょっとくどい。
その個性を「女声をバックコーラスとして使う」という策で上方に引き上げたのがほんとにすごい。見事なケミストリー、衝撃のマリアージュに乾杯
17位
なにわ☆パラダイ酒
梅田サイファーさんという方がコミカライズ用に手がけた作品。ご本人さんたちによってYouTubeやnoteで歌詞が解説されているのであわせて読むと楽しいです。酒に弱い盧笙(盧笙はチョロいね・・・かわいいね・・・)がひたすら愛おしい。
YouTubeで観た「108つの煩悩」という歌詞にナゴヤからNGが出て「108つの欲望」になった話が面白かった。ヒプノシスマイク界、ディビジョンごとに固有ワードみたいなのがうっすらある模様です。たしかにイケブクロが医療用語使ったりしたら混乱を招くもんなぁ。ある程度世界観の統制とらなきゃいけないのね。しかしながら梅田サイファーさんがまたオオサカの作詞するなら、こっそり「ぼんのう」って織り込んでみてほしい・・・と無責任にも勝手に期待しています
18位
Survival of the illest
スマホアプリゲームであるヒプマイARBのために書き下ろされた看板曲のひとつ、のはず。
これは不思議な曲で、印象が薄いわけではないのに(city’s on fireですよ!高音ソロパートかっこいい)なんだか淡泊で、何度聴いてもはじめてのような新鮮な気持ちになる。まさにヒプマイには飽きが来ない、です。
やはり音ゲー用の曲ということで何度もプレイしたくなるような工夫がされているのだろうか?
ところでSurvival of the illestの意味ですが、illestは「最もかっこいい」というスラングなので「一番かっこいいやつらが生き残るぜ」みたいな雰囲気かと考えます。ただ、illは本来の意味では「病気」であり、なんかもうものすごく2020年の情勢とシンクロしておりヒプマイはやはり持ってるな、という万感の思いでいっぱい。アーイ
19位
SUMMIT OF DIVISIONS
大名曲「今夜はブギーバック」のスチャダラパー(とぎぎぎのでにろう氏)が手がけた楽曲。今夜はブギーバックなんて元祖渋谷系ですよ。フリングポッセのご先祖様みたいなものですよ!
・・・そんなスチャダラパーもアラフィフだそうで、50代男性にヒプマイの曲をオファーしたらこうなるだろうなぁ、という感想です。(歯切れが悪い感想)
左馬刻様と独歩がメロディアスなパートを貰っていてとっても素敵
20位
Femme Fatale
いや、世界観に理解ある方が作ってくれたむっちゃいい曲で中王区の解釈100点満点だと思うんですが、ヒプマイ聴きたい時って耳なじみのいい男声のラップが欲しいときなので女声が入ってきたらびっくりするじゃないですか。アーモンドチョコレート食べてて飴が混ざってたら違和感あるし砂糖の良さも目立たないというか・・・ただただそれだけ。
21位
Bad Ass Temple Funky Sounds
ナゴヤにもいい曲来たよ。
「OK 何一つ変わらない光景」以降がほんとに叙情的でぐっとくる。
「少年から大人に変わり」から空却と十四に歌わせ、「居ても立っても居られないから」で天国獄が加わるという演出が効いていて、
十代ふたりと35歳、というメンバー構成を生かした作品となっています。
22位
BLACK OR WHITE
すみずみまで神経が使われている社会人必聴の社畜ソング。働きたくないぜ
23位
Own Stage
とにかく歌詞が良い。
盧笙はヒプノシスマイクの世界には珍しい、挫折し何かをあきらめた側の人物だと思うんですが、そういうのは好きな人は好きだし刺さる人には刺さるぞ
24位
New star
『G線上のアリア』を好まない日本人はいるのでしょうか。いや、いない。
なので上位になりました。
『8小節 8小節』などのあたりは面白くてキュート。
25位
シノギ(Dead Pools)
ハマにハマれ。バ高。
理鶯の個人のリリックがないのが(そのかわりサビは全て理鶯です)なんとも不気味です。理鶯は心の中で何を考えているのでしょうか。
26位
飴村乱数の持ち歌です。
『we are doing alright』から一連の、メロディーが静かになっていくところが二面性のある乱数っぽくて熱い。dropsはtear dropsだと勝手に解釈してます
27位
T.D.D LEGEND
豪華です。
一郎、左馬刻、寂雷というイケメンボイスに囲まれながらも歌い方を変えない乱数の歌声の異物感が半端ない。
逆に言うと乱数の声がなじんでいるFling posseはすごい。
28位
3seven
帝統の声優、野津山さんはヒプマイがデビュー作品らしいのですが、むっちゃ上手いですよね。歌声に華があってチャーミングで伸びやかだ。
29位
Wrap&Rap~3分バイブスクッキング~
ソナチネ14番が聞こえる気がする。
この一二三はひふみんです。
一二三はホストモードの方が個人的に好み・・・
独歩の自己紹介『D to the O to the PPO』のあたりが真面目にやっててかわいい。
30位
チグリジア
『チグリジア』『Stella』『sibuya marble texture』が同じ方によって製作されたという事実に震えています。弥之助さんのヒプマイ力(りょく)、強すぎる。
すべての社畜と、行きたくない場所に行かなければならない人に寄り添う歌。
31位
Tragic Transitor
吉本新喜劇の曲ってアメリカの曲だったんですね。キダ・タロー作曲かと思ってました。
初めて聴いたときあまりに白膠木簓が他のディビジョンを豪快にディスるので、炎上するんじゃないかと本気で心配した。
白膠木簓の声優さん、無茶苦茶歌がうまい。
32位
One and Two,and Law
序盤がおもしろい。
バッダステンポゥからの「East Side」「West Side」「 North Side 」「South Side」はぜひライブでパフォーマンスしてほしい。
33位
月光陰-Moonlight Shadow-
作詞の方がすごく考えてくれたようで、韻がものすごい量で手堅く踏んであります。
ブログを読んだ方に教えてもらったのですが、歌詞に実在のヴィジュアル系バンドの名前が織り込んであるらしい。いい仕事してますねー
34位
2DIE4
理鶯の上官(五百雀少佐)への熱い想いが溢れる。上司にそんなに心酔することってある?理鶯はできた人間だよほんと
35位
ベイサイド・スモーキングブルース
入間銃兎さんの歌声はアニメ力(りょく)高いな、と気づきのある楽曲。イルマティックです。『ワッパ』とか『サツ』とか警察の人は本当に使うのかな。気になる。
36位
迷宮壁
歌詞が不穏。
そして量が多く、60代の声優さんが歌ったのほんとすごいわ。
神宮寺寂雷のことが考えれば考えるほどわからなくなる、まさに迷宮のような作品。
37位
What's My Name?
『自由気ままに突き進む』が理鶯っぽくていいですよね。理鶯と『What’s My Name?』については以前記事を書いてあるのでよかったら読んでください。
38位
シンジュクは『champion 』や『笑わすな』のような低音ダウナー系の楽曲で輝くと思っているので、パピヨンはいいかな・・・ ひふみんだしな・・・
とか思ってましたが何度も聴いているうちに好きになってきた。ヒプマイではめずらしいソフトな空気感が素敵
39位
Yokohama Walker
爽やかです。
個人的に唯一、原曲よりリミックスのほうが好きな曲。
40位
シャンパンゴールド
ヒプマイの初期、まだ設定が固まってないような時期に藤森慎吾さんが詩を書いたそうです。すごい無茶ぶり。
いまの一二三とはどことなく違う感じもありますが、show must go onって感じの勢いや、謎の切迫感があってけっこう一二三の鋭いところをついている気もする。
41位
FACES
天谷奴零のほんとの顔が見れるとき、それはヒプノシスマイクという物語の最終章なんだろうな。その時が来るのが楽しみなような、さびしいような。
42位
ピンク色の愛
ピンク色とは中王区の備品である飴村乱数の髪の色であり中王区のテーマカラー。乱数にとっては愛憎なかばの色。
43位
LESSON
これ目立たないけれど地味にいい曲のような気がします。聴きながらヒップホップのルールも学べるのが楽しい。あと、乱数がイニシアチブをとって先生をやってるのがなんか斬新で可愛い。
乱数、ふざけたり場を引っかき回したり中王区に煮え湯を飲まされる場面は数多くあれど、誰かと真面目にやりとりするシーンとか珍しくない?
44位
IKEBUKURO WEST GAME PARK
正統派です。正統派とは何だ。
45位
レクイエム
そりゃね、大名曲をサンプリングしてあるんだから間違いない仕上がりですよ。でもさ、なんか作った人のドヤ顔が浮かぶからあんまり楽しめない。山田三郎より作者の姿のほうが前に出てる感がある。
46位
School of IKB
めずらしく内省的な山田二郎が見られるおもしろい楽曲。なんとなく18人の中で1番幸せをつかむのは山田二郎なのかもしれないと思った。
47位
おはようイケブクロ
ちょいちょいはいるお芝居みたいなのが気になる。nausa de zuiquとか三分バイブスクッキングのような路線を目指してた?
48位
BB's City
探偵物語の『Bad city』ですよね。
タマゴの特売に子猫の捜索、萬屋ヤマダってなんでもやるんだな。
49位
G anthem of Y-CITY
母が父を殺し自殺したという悲しい過去が明かされています。大事な妹を守るためにヤクザになった左馬刻。料理も上手いし、いいお兄ちゃんです。冒頭の新・仁義なき戦いのテーマが超絶かっこいい
50位
俺が一郎
シンジ、レイ、ゲンドウ、天井、シト、インパクト、などなどエヴァンゲリオンを元ネタとした歌詞。いまだに山田一郎がアニメ好きな設定が自分のなかでしっくりこない
51位
BATTLE BATTLE BATTLE
52位
WAR WAR WAR
53位
DEATH RESPECT
申し訳ないんですが、特定の誰かをディスり合う、という文化が苦手で・・・
ヒプマイの世界の人たちってハートが強いわ。こうやって火花散らした後に仲良く?集まってHoodstarを歌ったってことだもんなぁ。
54位
センセンフコク
山田二郎のヒプノシススピーカーは楽器なんですが、特にバンドを組んでいるという設定はないらしい。
歌詞が『賭けろdead or alive』とか『投げられたダイス』とか、なぜか有栖川帝統を連想させる。
55位
シナリオライアー
『歩くことさえ覚束ない』『けして裕福とはいえない』『痩せ細った』老夫婦とか、朝から晩まで働いて学校に友達がいない嫌われ者の自分とか、とにかく聴いてて寂しくなり気持ちが沈む曲。それはもちろん夢野幻太郎の的確な言葉選びに支えられています。夢野先生の能力の高さが感じられる鬱曲。
56位
SCRAMBLE GAMBLER
この曲歌うの難しいね
57位
Private Time
銃兎が飲んでいるハーブティーは理鶯が持ってきてくれたやつだと信じている
58位
そうぎゃらんBAM
たぶんヒプマイ曲で1番の話題作であり問題作。正直、難解でよくわからん・・・
耳の肥えた人は楽しめるんだと思います。
59位
Once Upon a Time in Shibuya
ヒプノシスマイクの脚本の方は「うる星やつら」が好き、という情報を最近知り、それもあってかこれを聴きながらずっと「うる星やつら」について考えていました。
夢の中でも逢いたい幻太郎は「ビューティフルドリーマー」のラムのようで、
勝ったり負けたりを楽しむ帝統は諸星あたるのようだ。
デュエット曲のラストの掛け合い、言った言わないのやりとりもとっても「うる星やつら」的な気分。
終わらない日常、終わらない祭りをドタバタ生きる、というのがフリングポッセにとても似合うなぁという印象です。シブヤは友引町なのかもしれない。また、そういう「終わりなき日常」的な色が濃い彼らのチーム名がFling(刹那の)というのもエモな話だ。
気になったこと
サブローザの成長
『Division Rap Battle』ではふつうに早口な子どもだったサブローザですが、『New Star』『WAR WAR WAR』『おはようイケブクロ』と進むにつれて、むっちゃクソガキ感が高まっています。煽り能力の高さというか。こういうわかりやすい煽りキャラってワンダースの中にいないので(強いて言えば乱数?)三郎はいいポジションを見つけたなー、と感心しています。
独歩の美声
あらためて聴くと独歩がほんとに上手でセクシーでかわいくて、抑制と爆発の匙加減もうまいし、いいキャラクターだと思います。
声が今をときめく(今もときめく)古谷徹さんに似てるかな?似てない?
となると、独歩の人気は約束された覇権だったのかもしれない。
一二三について
一二三はホストの時は最高にかっこいいのに、ひふみんになると没個性的なにぎやかキャラになります。歌う時はいつもホストの一二三でいてほしいけど、彼にとってホストの一二三は無理矢理つけたペルソナなんですよね。ホストの一二三状態を無理強いして、素のひふみんを愛さない、というのは伊弉冉一二三にとってとてもつらい状況のはず。あぁジレンマ。
だから一二三は独歩と一緒にいるのが心地よいんでしょうね。独歩は一二三にホストの姿を絶対に求めてこないから。
帝統もうまい
帝統はいいですね!歌声が面白くて陽気で聴いてて楽しい。『らむだー』とか『にゃー』とかの飛び道具要員かと思いきや、『Stella』ではまさかのしっとり美声を披露。
帝統の成長が楽しみ。
波羅夷空却の謎
4thライブで初めて空却が出てきた時、けっこう衝撃だったんです。ヒャッハー!拙僧が波羅夷空却だ!!!って叫んで、なんという破天荒な奴が来たんだって感じました。
しかし、その後DRB+、bad ass temple funkysounds、そうぎゃらんBAMと発表された曲では意外にきっちりしてるというか、存在感が控えめで、不思議だなと思っていたんです。
そうしたら最近空却の声優さんのインタビューやニコ生映像に触れてわかったんですが、たぶん声優さんは本来真面目で丁寧なタイプの方なんですよ。素は空却にあまり近くない。
だからあのライブでの姿はものすごいがんばりの賜物であり、歌声には真面目な一面が滲み出てるんだと思われます。声優さんってすごいな。
ハマはどこにいくのか
イケブクロディビジョン 正統派(朝)
シブヤディビジョン エモ(夕方)
シンジュクディビジョン ダウナー(夜)
と棲み分けされてきてるかな、と思うんです。
で、ヨコハマがどういう路線なのかがよくわからない。『ヨコハマウォーカー』はやたら爽やかだし、『シノギ』はダウナー気味だったし。
ダウナーだとシンジュクとかぶってるんですよ。
ただ銃兎がどうもダウナー系に合わないような気がする。声優さんの年齢的にもキャラの年齢的にもシンジュクの方が上なので低音有利だし・・・
おすすめで枠も空いてるのは『nausa de zuiqu』路線、電波系コミックソング系なんですが難しいかもしれません。左馬刻、銃兎、理鶯とコミカルなキャラクターが揃ってるんですけどね。イメージ崩壊と紙一重だしなぁ・・・
そう考えると、ネタ曲とかっこいいの融合としてのシノギは実はナイスアプローチだったのかな。
おわりに
楽曲に順位をあえてつけるのはとても楽しかったです。そして時間がかかりました。単語帳のようなメモの切れ端に曲名を書きこみ、ああでもないこうでもないとひとりで好きな順に並べていくという深夜の作業・・・
そしてあらためていい曲ばっかりだと再確認しました。
私はダウナーな感じやテンポがゆっくりの曲が好きなのでこういう順位になってるんですが、選ぶ人によってはバトルシーズンの曲や『センセンフコク』『IWGP』が上位になりそう。『そうぎゃらんBAM』もたぶん人気あると思う。
そういう様々なニーズに対応できるのもヒプマイの懐の深さだと感じています。
他のヒプマイファンのみなさんの考えた順位も知りたいところです。どんな順になるんだろうか。
2020 1.13追記
アニメ化CDである『Straight Outta Rhyme Anima』の感想はここにまとめて書くことにします。
とにかく「Fallin’」が最高!踊foot worsさんはヒプマイ初参加にしてなんという理解力なんだろうか。麻天狼シンジュクというディビジョンの空気感をよくここまですくいとったものだ。題材が瑠璃川一葉と観音坂独歩の友情と別れというのもよかったのかもしれなくて、個人的なはずの独歩の話が普遍性を持った別れの物語に昇華されています。トラックも最高に素敵で、シングルカットして麻天狼の新曲として出してもいいなぁ。
あとはシークレットエイリアンズもよかったです。ヒプマイがラッププロジェクトな以上作り手側が女声を混ぜたラップをやってみたくなるのは当然で、その欲求を本編にぶちこまず分家的なアニメで昇華してくれたのはキングレコード様の優しさだと思うのだ。