みなさま、待ちに待ったどついたれ本舗
「あゝオオサカdreamin´night」の発売です。
私は当初いうほどオオサカディビジョンに熱がなかったんですが、Creepy Nutsさんたちが製作したオオサカディビジョン曲「あゝオオサカdreamin´night」の試聴を聴いてぶっ倒れました。良すぎた。
そんなこんなで10月は新CDが楽しみでしかたなくて仕事が手につきませんでした。
ヒプマイはこの調子で来年3月まで毎月新曲が出ることが確定してるので、半年後には失職しているかもしれません。
では曲の感想と、各キャラクターの印象を記しておこうとおもいます。
ドラマトラックの話も同時にしていきます。
あゝオオサカdreaming´night
(オオサカ・ディビジョン)
なんとチャーミングな曲なのか。
三味線が上方芸能っぽくて華やかで、サビのダンサブルなこと!確実にライブで盛り上がるよ!
まったく確信はないですが、きっと「簓」と「笙」が楽器で使われてますよね?
あと、作詞のえぐいくらいテクニカルな韻の踏み方と言葉遊びが変態の域(褒めてます)。
初っ端から
はいどーもー(1)
どついたれ本舗で~す(2)
さっむい温度計(3)
マイナス4度です(4)
と、数字をしこんでいたり
塗るで刺さら
雨宿れ
と本名をがっつり入れこんだり
(盧笙躑躅森は緊張のあまり本名をそのまま言ってしまっており、パニックになりながらもどうしよ 続きの文字という自分の名前でしっかり韻をふんでいます)
サビは
よ~く言われ・・・シブい(白膠木)
yo!食いしばれ・・・犬歯(躑躅森)
文句たれ・・・ギルティー(天谷奴)
どついたれ・・・ビルディング(全員)
で韻をふむ。
探せばもっともっとありますが、全編この調子です。最高。
そして、盧笙躑躅森と白膠木簓の掛け合いは感涙もの。
立ちすくむ盧笙に対し、自ら道化となり盧笙の言葉を引き出していく簓の姿、そして「赤点」「カマゲン」「かまへん」「あらへん」と、少しずつ重なるおたがいの韻。
なんちゅうものを聴かせてくれたんや、と美味しんぼの京極さんのようなリアクションをとってしまいました。
もちろん歌もよくて、
簓はたまにひっくりかえる歌声が魅力的だしラップがうまい。歌がうまい。
躑躅森先生は真面目そうで太い声がいい。
天谷奴零のパートも最高です。脂の乗った艶やかな声が怪しく、効果的に使われています。
結論
とにかく「あゝオオサカdreaming´night」は最高
Tragic Transistor
(白膠木簓)
「吉本新喜劇の曲」が「Somebody Stole My Gal」というアメリカの曲であることを今日初めて知りました。キダ・タロー作曲かと思ってた。
白膠木さんのソロ曲の歌詞に
さらさら塗るで
というのがあるのですが、全体曲の
真っさらに塗るで
とかぶってしまっており、ソロ曲作詞の方の心中を察しています。
また「あゝオオサカdreaming´night」は「shinjuku style~笑わすな~」と似ていると思ってまして
・MVがどちらも夜景
・バックに流れるメロディの三味線(オオサカ)とエレキ系楽器?(シンジュク)が対比的
・笑わない街シンジュクと笑いの街オオサカ
などなど。
さらに簓はソロ曲で各ディビジョンをうっすらディスるんですが、シンジュクは
麻天狼シンジュクと思ったら 負けてもう死んでる~
と、なかなか強めにからかっています。
シンジュクといえばディビジョンバトルの前回優勝者なので、もしかしたらオオサカの仮想敵はシンジュクで設定してあるのかもしれません。
ということはオオサカはガチで優勝を目指してるのかも。
あと、ドラマトラックで簓が話す頭にマイクを乗せた人の話はたぶん三谷幸喜の「赤い洗面器の男」のオマージュです。
Own Stage
(躑躅森盧笙)
盧笙先生は英語の教師だったらいいな、と勝手に予想しています。
「ろしょう つつじも↑ーり」の言い方や、
「やかましいくらいがちょうどええわ」の時に「ちょうどええwar」という発音になってる感じからそれっぽいと思ったんで、
盧笙の声優さんの経歴に英語が得意とか書いてないかな、とホームページをみたのですが特にそのような記載は見当たりませんでした。
サインコサイン(数学?)の歌詞やエリーゼのために(音楽?)の使用から、英語に絞ることはまだ無理そう。夏目漱石(現国?)も出てくるし、アインシュタイン(物理?)も出てくるし、あえて教科をばらけさせてあるようです。
ところで盧笙が簓とコンビを解消したのは、自分が足を引っ張るのが嫌だったから。
才能のある人間の隣で壊れていく自分。
太陽ではなく月だと気づいた自分。
こういう人物が盧笙以前にもヒプノシスマイクの世界に存在していました。
それは完甘先生。
盧笙は光の完甘です
そして完甘は、闇落ちした完甘。
(ししかいとは・・・?)
躑躅森盧笙が完甘と違って立派だったところは、隣の才能ある人間が眩しすぎるようになった際に自己の身を引いたことです。(完甘医師は逆に、光源=寂雷=他者を潰す方向に動きました。)
盧笙のソロ曲の歌詞はこうなっています。
俺はあの失敗で何を手に入れた
幾度も何度も転んでも
挫折し靴紐が解けても
destinationに辿りついた頃
その膝の傷の意味がわかるだろう
盧笙は騙されやすく、ケンカっ早く、あがり症という弱点もあります。1+0.5ダースの中でも簓とのコンビでも、ちょっと足を引っ張る側の存在なのかもしれない。
しかし実は盧笙は挫折から何かを学ぶことができる、とても賢明な人物なのです。
だから彼のmcnameはWISDOMというのでしょうね。
FACES
(天谷奴零)
東の地に躍動する遺伝子・・・
一世二代 果たすのはリベンジ・・・
出来上がったMaster plan
冷徹に遂行する・・・
意味深だなぁ。
袋のネズミちゃんという歌詞で考えたのですが、天谷奴って科学者なのかもしれないな。山田兄弟って実験用マウスとしての扱いなのかも。
「一世二代 果たすのはリベンジ」ってことは天谷奴は山田兄弟を使って何かを復讐しようとしている?
もしかして山田三兄弟、飴村乱数、夢野幻太郎の「青年」、みんな天谷奴の実験の被害者だったりしませんか。
やろうとおもえば一二三の女性恐怖症も催眠実験のせい、とか理由づけできそうです。全員、天谷奴の被害者かその関係者だったりしてね。
ヒプノシスマイクも、ヒプノシスキャンセラーも、真正ヒプノシスマイクも、全部天谷奴の作品だとしたら・・・どうしよう?
と、なんだか不吉な予感もしますが
つまりはオオサカも既存ディビジョンも最高ってことでした。ヒプマイってたのC。
以前書いた天谷奴零についての記事です
煙か土か食い物 天谷奴零考察(という名の願望) - pyonkospicaの日記
躑躅森盧笙と彼のステージについての考察
天の光はすべて星 躑躅森盧笙について - pyonkospicaの日記