最近飴村乱数の周辺がきなくさくなってきました。
左馬刻の妹である碧棺合歓を洗脳した疑惑
波羅夷空却や白膠木簓を洗脳した疑惑
神奈備衢くんにもなんかした疑惑
真正ヒプノシスマイクの使い手であったり
何人もいることがほのめかされたり
作り物であると勘解由小路無花果に明言されてしまったり
乱数ちゃんの見た目が可愛いから好き、みたいな気持ちで好きだった方は大火傷です。
私は悪役大好きなのでいまの状態の飴村乱数にも夢中なんですが、あまのじゃくなので飴村乱数というキャラを救済する方向性を考えたくなってみました。
飴村には2種類いる
神奈備衢くんが複数体目撃してしまったように、飴村はたくさんいます。
そして飴村には死を恐れない個体と、死にたくないと思っている個体がいます。
死を恐れる飴村は飴村乱数=私たちの知ってるTDDとフリングポッセの乱数です
死を恐れない飴村シリーズはばんばん真正ヒプノシスマイクを使ってどんどん死んでいきます。どうやら真正ヒプノシスマイクは使用者の命を奪う仕様らしいのです。波羅夷空却をマインドハックし、白膠木簓をマインドハックし、碧棺合歓をマインドハックします。神奈備衢くんにも干渉して意識不明にしたりもします。
死ぬのが怖い不完全な失敗作の飴村乱数(=TDDとポッセの乱数)は真正ヒプノシスマイクを一度も使えません。彼は死ぬのは嫌だと思ってしまうのです。そういう風に考えてしまうから、彼は無花果いわく「失敗作」なのです。
真正マイクを使わずに、飴村乱数は表舞台でTDDやフリングポッセとして活動する、という仕事をします。人間関係をかき乱すくらいのことはします。デザイナーをやってみたりオネーサンの寝顔をみたりしています。
有栖川帝統だって夢野幻太郎だって、その気になれば洗脳でひきこんじゃえばよかったのです。碧棺合歓のように。けれども飴村乱数は真正ヒプノシスマイクを使いたくなかった。なので言葉による説得で帝統と幻太郎を仲間にします。
(実は飴村乱数が1番、ヒプノシスマイクの世界観である「言葉」の力を信じてるキャラクターなのかもしれない)
表舞台に立ってみんなのアイドル飴村乱数をやる、というのもそれなりに重要な仕事なので失敗作の彼はいままで生き残ってこれました。無花果オネーサンも彼の有用性はそれなりに理解していたのです。
しかし、そうこうしているうちに勇猛果敢な飴村シリーズはじゃんじゃん死んでしまい(飴村シリーズの本来の仕事は真正マイクを使うことであり、死と同義です)、今うごける飴村は失敗作の彼しかいなくなってしまいました。
というわけでファーストバトルの舞台裏でフリングポッセのリーダー・飴村乱数に真正ヒプノシスマイクが手渡されることとなったのです・・・
飴村たちは「僕」=「僕たち」である
また、飴村たちは別の個体なんだけど、全員同じ飴村でもあるんです。
記憶は共有されてないけど記録は共有されている。例えば、飴村が白膠木簓を洗脳した、という任務については共有されている。
なので主語が「僕」って言っててもほんとは「僕たち」のことを言ってることがあるのです。
飴村乱数は他の飴村のことも全部「僕」のこととして話すから話がややこしくなってるんじゃないでしょうか。
単純に言うと飴村乱数の「僕」は「we」で「俺」が「I」です。
・・・ということにすると比較的整合性もとれて飴村乱数に対するヘイトもそらせるかなぁ、と思います。つまり私たちが見ていたTDDとポッセの飴村乱数は、失敗作の、そんなに悪いことをしていない、真正ヒプノシスマイクを使ったことのない同一存在です。
飴村乱数を救ってみたくて思考実験的に考えたことなので(他の飴村シリーズは犠牲になってしまった。ごめん。)すぐに爆破される可能性の高い説です。シブヤのCD出たらもう通用しないかも。
そして、山田一郎、碧棺左馬刻、飴村乱数、神宮寺寂雷で結成されたTDD。
TDDはたしかに飴村たちの悪事の上に成り立って、中王区のてのひらの上で歌っていた偽りのチームなんだけど、それでも彼ら4人の中には一瞬だけきらめく真実が確かに存在したはずなのです
もちろんフリングポッセにも。