ヒプノシスマイク新ディビジョン(オオサカ・ナゴヤ)のスピーカーが発表されましたね。
(こっそり一気に発表するよりもTwitterなりで2日に1つずつ新スピーカーを発表すれば、ヒプマイ界隈は2日×6種類で10日あまりお祭り騒ぎが続くので楽して盛り上がりそうなものなのに、そういう広告的手法は使わないようです。素人にはわからない世界だ)
ざっと新ディビジョンのスピーカー感想
白膠木簓
ギミック的に口からなにか出そう。文楽人形の「ガブ」みたいに超怖い顔になってほしい
躑躅森盧笙
言いたいことだらけなので後述します
天谷奴零
すてき・・・!鳳凰?
『詩経』に「鳳凰鳴けり、彼の高き岡に。梧桐生ず、彼の朝陽に」とあり、「鳳凰は梧桐にあらざれば栖まず、竹実にあらざれば食わず」という
鳳凰って梧桐にしかとまらないんだって。そういや坊城梧桐っていたね。天谷奴零と関係あるのかな
・・・と、念のため坊城梧桐が出てくる「Enter the Hypnosis Microphone」のドラマトラックを1日かけて聴きかえしたのですが(2時間くらいあって疲れた)、やっぱり梧桐─天谷奴ラインは無いと思いました。
確かに、そんなにがっつり登場しないので色がついておらずどうとでも動かせるキャラクターです。梧桐ラスボス的な話にも今から全然持っていけそう。山田二郎のクラスメイトだというのも、実は最大の敵は日常の身近なところにいた、という展開でかなり熱いし、本音を言うと見てみたい
しかし、問題は声優さんで、坊城梧桐の声優さんって四十物十四くんと同一人物なのだ。(当時は四十物十四くんは存在していなかった)なので梧桐が再登場するとドラマトラックがややこしくなるのです。最終決戦の際にラスボスと十四くんの声が同じだったらなんか気が散るだろう。私は聞き分ける自信がない。
ということで梧桐くんの物語は終わり、天谷奴の鳳凰は別の木にもとまるのかもしれない。無花果の木とかさ。
波羅夷空却
みなさん言ってますが道成寺の鐘みたい
四十物十四
ゴシックホラーな雰囲気が揺るぎないですね。RIPの元に眠っているのは過去のつらかった自分かな
天国獄
リーゼント、ロカビリー、バイクって本来は単なるクラシックなかっこいい外国の文化なのに日本では不良のイメージもついているので、どっち側で天国さんのキャラクター性を把握したらいいのか迷っている。単純にオールドスタイルを好む趣味人なのか、元ヤンなのか。
さて盧笙のスピーカーです・・・
どことなく観音坂独歩みがあるデザインはおいといて(スキルも独歩と同じだったら戦術的におもしろそうなのでぜひシンジュクと対戦してほしい)、注目は時計です、時計の文字盤。
10時31分
見覚えのある数字は
10月31日、白膠木簓の誕生日と同じ
躑躅森盧笙、そもそもが白膠木簓に対する「挫折」「劣等コンプレックス」を前面に出して登場したキャラクターとはいえ、まさか相方の誕生日を自分のスピーカーの初期設定にしてあるとは思わなかった。自分のスピーカーなのに自分の誕生日ではないのだ。
ところで、盧笙ってどついたれ本舗解散後もなんで眼鏡かけてるんでしょうか?
これいくつか考えたんだけど
・ポジティブな理由
→簓がくれたアドバイス(凶相を和らげよう)を今も信じて楽しかった記憶とともにお守り代わりにかけている。教師だって人前に立つ商売だから印象大事
・普通の理由
→実際に視力が少し落ちてしまった。盧笙母も眼鏡をかけていたので、遺伝的にはおかしくない。チェーンは母のイメージからきているのだろう
・ネガティブな理由
→あの眼鏡は呪いのアイテムであり、簓の言葉と、いっしょに漫才をしていた過去が盧笙をとらえて眼鏡を外せない。簓にとらわれすぎている
って感じかなぁ・・・
今回、眼鏡問題に加えて時計問題まで出てきてしまった。
これらの要素から推し量ると盧笙が簓についてクソデカ感情を持っているのは確かなんだけど、それがプラス感情なのかマイナス感情なのかがいまだよくわからないので、こちらも盧笙に対しクソデカ興味を持たざるをえない。(そしてたぶん愛憎まじった両感情であろうことは想像に難くない)
ただ、よくもわるくも盧笙の精神の根深いところまで白膠木簓という人間の影響が及んでいるので、盧笙、たいへんそうだな・・・生きづらそうだな・・・という思いでいっぱいです。
というのはこれは「簓が」「盧笙が」という話ではなく、「自分の中心軸を他人の存在にゆだねることは危険である」という話だからです。
なので誰か、白膠木簓か、躑躅森盧笙か、はたまた盧笙の(未来の)彼女でもいいから、盧笙の時計の針を進めてあげてほしい。あの子を解き放て あの子は人間だぞ・・・!
とかいって、いざバトルになったら時計の針がぐるんぐるん高速回転しだすのかもしれぬ。盧笙パンチとともに。