Paradox Liveことパラライ
以前にもパラライについて書いたことがあり、地味に追いかけています
パラライリュウくんのチカチーロが地下通路になった件について - pyonkospicaの日記
ヒプマイとパラライの違いについての一考察 - pyonkospicaの日記
パラライもヒプマイみたいに1対1でバトルをするんですが、パラライのバトルは総当たり戦。チームはBAE、TCW、cozmez、悪漢奴等の計4チーム。
最も勝ち点の多いチームが武雷管(ヒプマイで言うTDDのようなレジェンド最強チーム)と対決するそうな。
第1回バトルはBAE対cozmezでBAEの勝利
第2回バトルはTCW対悪漢奴等で悪漢の勝利
第3回バトルがBAE対TCW←いまここ
なんですが、正直BAEが強すぎる！！！
第3回もたぶんBAEが勝つだろう。
そして最終的に最多勝ち点を得たBAEが武雷管とバトルする･･･というまっすぐな予定調和ラインがありありと見える。
BAEが勝つのはいいんです。主人公的チームだし、楽曲もキャッチーで華があるし、正直いい曲揃いだと思う。
けど個人的に、BAEが最強になっている現状に100パーセントで手放しで喜べない･･･
それはなぜか。
なぜBAEが優勝するのにもやもやしてるかというと、BAEって3人ともお金持ちの上流のお子さんたちなんだよ！
国際系私立大学に通う音楽一家の子供
国際系私立大学に通う韓国の財閥の御曹司
国際系私立大学に通う厳格な家庭の女装少年
という構成です
残りの3チームをみてみい･･･
TCW→バーが住み家軒仕事場の男4人
cozmez→貧民街の捨て子の双子
悪漢奴等→定時制高校生とキャバクラスタッフ
あぁ、厳しい環境で生きている･･･
ところでこの3チームは賞金100億のために大会に参加してる。100億で自分たちの住み家を守りたい(TCW)･･･成り上がりたい(cozmez)･･･チームを再建したい(悪漢奴等)･･･などと考えている。
一方BAEは「自分の音楽を表現するため」みたいな理由で参加している。BAEはお金とか興味なくて、自己実現大事。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉がありますが、礼節のレベルで戦ってるBAEに対してTCW、cozmez､悪漢奴等は衣食のレベルの話をしているようだ。
マズローでもいいです。自己実現･承認という高い欲求をかなえたいBAEと、生理的･安全･社会的欲求といった低位の欲求を求める残りのチーム、という図式になる。
この対比、第3回バトルの歌詞で自分らで言ってますが、BAEは自分探しの「迷子(my ego)」、他のチームは「汚ねえ路地裏からスーパーヒーロー」ってのがまさにぴったり。
そいでBAEが優勝してしまったら、結局「音楽もカネとコネがあるほうが強いんじゃん」ってことになってしまわないか。音楽やるのも資本力大事じゃん？上級国民最強じゃん？って。
私はそんな絶望的メッセージはいらない。
そんなメッセージは知っている。現実世界にありふれている。もう飽き飽きしてうんざり。
貧しい双子が裕福な者を倒すところが見たい。
定時制高校生が私立大学生より秀でるところが見たい。
持たざる者が持てる者に勝つところが見たい。
そういうことを見せてくれるのが二次元の力で、そういうことができるのが「音楽」の力だと信じている。
それに、持てる者が勝てなくて、持たざる者が勝つ。それをパラドックスと呼ぶんじゃない？
(もちろん「持てる者」だって勝つ権利はあります。
でもよりによって初回で優勝しなくてもいいじゃん･･･という話です。それにこのパラライプロジェクト、次回があるのかわからないし、下手したらBAEの勝ち逃げで終わってしまうからさぁ･･･そんなのつまんないじゃん、見たいじゃんジャイアントキリング)
