毎週更新ヒプアニ感想

 

ブクロのやつならプチョヘンザ~

ヒプマイがついにアニメ化!

ということでいつものように毎週感想を書いていこうと思います。

思い起こすと昨年はヒプラジで毎週楽しませてもらっていたのでした。ヒプマイは秋から冬にかけて動きが活発になる傾向がある気がするのでおそらくみかんやりんごの仲間です

 

 

第1話

As soon as man is born, he begins to die.

人は生まれるとすぐに死に向かっていく、という意味の英語のことわざのよう。

ヨコハマの虫の押し付け合い、よかったですね~ もう鉄板の持ちネタ。それまで、このアニメとどう向き合うのが正解かハラハラ息をつめてたんですが、あのシーンの安定感を観てほっと一息つけた気がします。ありがとうMTC!

あと気になったのはシンジュク中央病院。包帯をぐるぐる巻いた患者がみんな同じ病衣を着てロビーに集まっていてそのシーンのディストピア感がすごかった。それと、“一二三は女性が苦手だから”という理由で、そばにいた女性のナースさんには理由を言わず「席を外してくれ」って言うのはなかなか失礼だな寂雷…とギャフンとなりましたがたぶんあえてそういう演出なんだろう。H歴になったというのに、女性が女性であるという理由だけで席を外させられるなんて悲しい出来事だ。しかも医師>看護師というパワーバランスを使ったようにも見えてしまうのもよろしくない。麻天狼の3人が場所を移動したら良かったのにね、などと思う

 

ところで、いろいろな所で声優さんやヒプアニをとりあげていた際に、ヒプアニは「少年マンガ」的な比喩をうっすらされてるなー、(実際スタッフの方も遊戯王を手がけた方だったりするらしい)と不思議に思っていましたが実際観て謎がとけた気がします。

ヒプアニはアニメというよりむしろPVやMVのたぐいなんじゃないかしら。

見せたいのはストーリーやキャラクターのシズル感のある動き・・・というよりかは「ラップパート」であり「音楽」なのかも

つまり30分足らずの尺の中に、ホビーアニメ的なノルマ(=ラップパート)を入れなければならないという制約のある構造が少年向けアニメを連想させるのではないかと。

(ヒプマイ自体が「音楽原作キャラクターラッププロジェクト」なのでそのアプローチは正しいと思う)

なので力の入ったラップパートの楽しさ華やかさを愛で、ドライブ感を楽しみ、ゆくゆく出るだろうサントラCDを買うことが視聴者の態度的にも興行的にも吉、なのかもしれない。

また、第1話の脚本はなんと百瀬祐一郎神。今後も脚本を手がけられるのでしょうか・・・ストーリーも非常に気になります

 

 

 

第2話

Speak of the devil and he will appear.

 

噂をすれば影が差す、ということわざ。

第2話は名言連発です

・たこやきのストリート性

オクトパシーな歯ごたえ

・チーム名「テンダーロインズ」

・やらなければやられちまう、だったらやられる前にやっちまえ(イケブクロこわい)

私事ですが金曜は労働→飲酒→睡眠コンボをキメるので夜は非常に眠く、第2話も寝ぼけ眼で観たのですが、たこやきのストリート性についての語りが始まったところでなんだこれはといきなり目が覚めました。言語感覚が鋭すぎる・・・

脚本は鈴木やすゆきさんという方だそうです。覚えとこ。

またH歴の犯罪者は「このワック野郎」「たまんねえなこのバイブス」等、完全にヒップでホップにカスタマイズされた思考回路をしており、武器をマイクに置き換えるという東方天乙統女様の政策が民草の魂にまでがっつり浸透していることがうかがえました。でも犯罪者氏のラップはテンポが遅くいまいち韻もふめておらず、一郎との実力差がオーディエンスにもはっきりわかる残酷仕様。

それでねー、観ながらずっと思ってたんだけどヒプアニ深夜0時にやるのもったいないね?日曜朝とかにも流して子どもたちに観てもらいたいね?

わかりやすいストーリーと良質な音楽がそろってるから、ヒプアニを観てラップって楽Cってなる子どもが必ず出てくると思うし、ヒップホップ人口を増やす一助となるだろう。山田一郎役の声優さんの悲願「ヒップホップ盛り上がれ」にもつながるのにな~

(この先アニメが地獄のような展開になったら困るけれども)(金曜夜が眠いから言っているわけではない)

 

 

第3話

Two heads are better than one.

 

三人よれば文殊の知恵。

今回は独歩が巻き込まれた殺人事件をめぐるサスペンス調のお話。1話2話のような派手さはないけどもしみじみおもしろかった。整形外科と消化器内科から院内放送をかけられる寂雷は一体何者なのだろうか・・・

ビルの屋上でイモリ的なものを炙る理鶯と左馬刻様はどういう経緯でそうなったのか・・・

また、とにかく観音坂独歩の魅力が満載。独歩の声優さんは声の魅力がはんぱないと思ってるんですが、かわいそかわいいなミジンコ独歩に声がはまりすぎて耳が幸せというやつでした。ガラケーでの魔法サラリーマン的仮面ライダー風変身シーンも良かったなぁ。

ミミミさんというキャラクターが出てきたので「だいじょうぶ・マイフレンド」かな?と思いながら観ていました。(たぶん関係ない。でも「だいじょうぶマイフレンド」って一二三と独歩の関係性にぴったりの言葉じゃない?)

 

 

 

第4話

A friend in need is a friend indeed.

まさかの友が真の友。韻が固い

第4話、

・なぜか仲良し理鶯と帝統

・理鶯のモザイクのかかった料理

・ウジ虫ゴミ虫害虫連呼の左馬刻様

・五百雀少佐を取り戻したい元軍人による個人的テロリズム

となんか見たことあるな、おもにヒプマイARBで・・・と感じていたら脚本が百瀬神でした。なるほど~

劇中ラップに「DON'T TEST DA MASTER 」というサブタイトルがついているので調べたらBUDDHA BRANDに同名曲がありそこからのサンプリングのようです。

「便追」は鳥の名前。悪そなやつらはたいてい鳥の名前がついてるヒプノシスマイク。

 

ヨコハマ回にして眼鏡回!

眼鏡をかけた左馬刻様、銃兎、理鶯(三人とも超かっこよかった)が出てきてふと思ったんですが、文部科学省の学校保健統計調査(2019)によると、日本人高校生の6割超は近視だそう

ということはヒプマイメンバー18人のうち10人は近視だという計算となり、視力矯正=眼鏡が必要。

しかし眼鏡をかけているのは銃兎と盧笙の2人、盧笙は伊達眼鏡かもしれないけれど。

なので残り8人はコンタクトレンズの可能性が高く、つまり家では眼鏡をかけているキャラがあと8人いるという夢と希望と眼鏡にあふれる仮説が成り立つなぁという次第です。眼鏡だいすき

また、視力はどうやら遺伝と環境に左右されるらしいので、山田一郎・二郎・三郎は全員眼鏡または全員裸眼だという拡大解釈も可能だよ(彼ら三人が本当に血が繋がっているのかは闇深なのであまり考えないようにしよう・・・)

 

 

 

第5話

Seeing is believing.

百聞は一見にしかず

うきうきタウンシブヤの日常回でした。

「恐怖!シブヤ・ディビジョンにはびこる幽霊」という現象にまつわるフリングポッセの冒険が描かれ、ひたすら乱数ちゃんの作画が可愛かった。

飴村乱数、先日出版されたガイドブックで「お化けが怖い」という事実が明かされたばかりなんですが、それがアニメから輸入された内容なのか、それとも「乱数はお化けが怖い」はアニメに輸出するほどの重大設定なのか、どちらだろう。たぶん前者かなぁ

ただけっこう長く中盤まで、手を変え品を変えお化けに怯える乱数が描写されるためだんだん可哀想になってきてしまった。苦手なものを怖がってる人をエンターテイメントにするのはあまり好きではないようだ自分・・・(と、アニメに生真面目に相対するのはよくないとわかっているけど)

死にたくない乱数01にとってお化けというのは失敗し処分された自分の未来の姿、そして歌を歌って死んでいった仲間の姿。逃れられない運命と死の匂い、だから飴村乱数はお化けが嫌い。とかかな?

 

ところで1話感想でも書いたけどヒプアニって夢野幻太郎がごついですね!ARBの幻太郎が華奢で儚げな雰囲気なのでギャップがすごいですが、もちろんアニメの幻太郎も好き。野球とか砲丸投げてますよあの強肩は。

 

 

 

第6話

He who laughs last,laughs best.

最後にわらうものが勝つ

歌え!舞え!叫べ!

東方天乙統女の咆哮と共にディビジョンラップバトルが開催となりました。

ヤクザと警官がつるんでるのはコンプライアンス的にどうなんだという皆が心の中で思っていたことが露わにされた記念回。

ところで今回観てて思ったんですが、

・イケブクロにほんとに変電所があるのか

・シンジュク?には釣り堀が実在するのか

・サイタマの国境

・キタセンジュからカマタ??? 

等等、首都圏外の人間にとってはニュアンスがよくわからない・・・!

きっとイケブクロやヨコハマシブヤシンジュクの景色もアニメで再現されているはずなのに、行ったことがないからそのすごさがよくわからない・・・!

関東リテラシーがあればもっとアニメを楽しめるんだろうなぁ。

地方の民のために(?)オオサカナゴヤというディビジョンが用意されたので、ヒプマイはご当地物コンテンツとしての側面もある気がする。

現在の6ディビジョンからいずれは47ディビジョン・・・というのもいいけれど、もうこれ以上新しいディビジョンは増えないと勝手に思ってます。なぜかというと6っていうのがサイコロの面の数と一緒だから。どのディビジョンも東方天乙統女が気まぐれに振ったサイコロの一面にすぎない・・・っていう投げやりな雰囲気がなんかよくないか?

(そして無頼のギャンブラー有栖川帝統も実はサイコロを振る側の人間だったりする)

 

 

 

第7話

The darkest hour is just before the dawn.

夜明け前が一番暗い

独歩と同僚・瑠璃川一葉の出会いと別れについてのビターなお話。身も蓋もない言い方をするとヒプステtrack1です。名前もカズだし

ヒプノシスマイクと6ディビジョンが見せる華々しい面、それは私たちがいつも求めていて楽しんでるものなんだけど、その裏側にはマイクをたいして扱えなかった人だとかマイクによって人生をくるわされた大勢の名も無い人がいる。

そんなことを一葉だとかカズを描くことでちょいちょい思い出させてくれのはヒプマイの良心なんだと思う

瑠璃川一葉くんの名前、あまりにも第7話がしんみりした雰囲気だから最後の一葉を連想してオーヘンリーだなぁとか思ってましたが、途中で樋口一葉インスパイアだと気づきました。

あと、今回の一葉戦の劇中歌むちゃくちゃ良くなかったですか?曲もいいし歌詞がすごく手が込んでいて、特に独歩とひふみのリリックにハッとさせられた。思わず誰が作ったのか調べてしまいました。 

「Fallin'」麻天狼
作詞:Pecori (ODD Foot Works)
作曲:Tondenhey (ODD Foot Works)
編曲:ODD Foot Works

だそうです。

ペコリさん、ODD Foot Worksさんはそのうち本編にも来るんじゃないかな?

 

 

 

第8話

Dead men tell no tales.

死人に口なし

ヨコハマとシブヤの二本立て回

入間銃兎に向けた先輩刑事たちの嫉妬とその顛末についてのお話。入間さんってbefore the second battleでも悪い奴にサディスティックな目に合わされてた記憶があるんだけど同性に目をつけられやすいタイプなんだろうか。今回左馬刻様にも煙草の煙かけられてたし、なんかそういう不幸な目に合う様を愛でたくなるキャラクターなのかしら(なんだそれ)

アイリスって入間銃兎の相手役に作られたのかな?なんかお似合いです。バイクを乗りこなしクールかつ大胆な言動、犯罪の匂いそして眼鏡、いや眼鏡はどうでもいい。

シブヤ編は、相変わらずギャンブルで負けた帝統を助けに行く乱数と幻太郎の流れでした。乱数の鼻声みたいな声がくせになるチャーミングさ。飴村乱数って見た目どおりの可愛い声じゃなくてなんか違和感のある声なのが不穏で最高に良いですよね?

幻太郎の身体があいかわらずごつく、ARBの儚げな美青年と同一人物とは思えない。

あっ まさか幻太郎は二人いて、アニメとARBでは別人なのでは??

夢野幻太郎三つ子説!!!

・・・嘘ですよ

 

 

第9話

Life is what you make it.

人生は自分でつくるもの

ラップバトルってこういうものだったのか

これまでコミカライズ、CD楽曲などで描写されていたラップバトル。漫画で読んで(しかも3誌分ある)なんとなく理解していたつもりだったけど、やっとラップバトルのなんたるかがわかった気がする。いやはやアニメってすごいわ。

ヒプアニ見始めて今回が一番興奮しました。

ああいう風に長回しで交互に言葉を応酬していたんだね~、犬が出てきたり戦場になったりとラップの特殊効果がわかりやすく、韻とアニメーション映像がとても楽しい回です。もちろん漫画は漫画の良さがあるのも確かですが

見所としてはサブローザが理鶯に無職のニート働け的なリリックをぶちかますのが辛辣で最高によかった(よくない)いかにもサブローザ14歳だったらそこ追及しそうだもん。

それに左馬刻様がラスト一郎の攻撃を耐えてのけぞり、頭を元に戻すシーンもよかったですね・・・あそこはアツかった・・・

そうそう終盤に山田三人がモノクロの絵になるところ、あれ不穏すぎて怖かった。あれは何だ、左馬刻様の心象風景か?

歌詞があまりにクオリティ高かったので調べたらなんと本職インビジブルマナーさんでした。

「D.R.B Rhyme Anima -1st Battle- Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW」
Buster Bros!!!・MAD TRIGGER CREW

作詞・作曲・編曲:invisible manners(平山大介・福山 整)です。インビジ最高!

ところでディビジョンラップバトルの観客がリングライトをつけていたことで、現実にライブを観にいく私たちの立ち位置がH歴のモブ観客であることが確定しました。

また、赤、青、黄色にくらべグレーのライトは目立ちにくいというのも画面上で再現されていたように思われキョミブカです。

これはラップバトル回は見逃せない予感。さすがの脚本は百瀬神でした。次回も楽しみだ

 

 

第10話

Today is a good day to die.

死ぬにはいい日

シブヤ対シンジュクの戦いが描かれました。

ちょいちょいコミカライズにはない初出のシーンがあるのが気になった。

 

1.脇汗を拭く独歩さん

独歩が脇汗をかくので楽屋でティッシュで拭くというよくわからない描写がありました・・・これは観音坂独歩ファンはどういう気持ちで受け取ればいいのか。胸襟をはだけ胸板が露出していた(これまでコミカライズでもゲームでも独歩の肌が見えたことはない気がする)のをサービスとして差し出されているのか、はたまたいじられているのか。なんか非常に綱渡りな演出だと思う。

あと皮を剥かれた独歩と死ねって書かれたひふみは単純に怖かったわ!

 

2.帝統の10万ラッキー

帝統の手の中には10万ラッキーがある、というふしぎな持論。正直いまだに帝統の言ってることを理解できてないんだけれど、ラッキーを渡そうと乱数の腕をつかんだことが結果的に真正ヒプノシスマイクを使う抑止力になった、というのはエモい物語だった。

 

3.乱数が死ぬにはいい日

乱数ちゃん寂雷を道連れにするつもりだったみたい!?

この寂雷への明確な殺意みたいなのはコミカライズでは描かれてなかった気がします。アニメの乱数とコミカライズの乱数は倫理観がちょっと違うのかもしれない。

アニメの乱数のほうは死ぬのも受け入れて、さらに寂雷も殺る気まんまんなストロングスタイルとなっている。

 

だからといってアニメは解釈違いという話でもなくて、もしかするとヒプマイって

楽曲+ドラマ

→コミカライズ化

→アニメ化

というルートをたどっているのではなく、

・楽曲+ドラマ

・コミカライズ

・アニメ

・ゲーム

・舞台

という各分野が独立して共鳴しあうものなんじゃないかなぁと思ったよ。いわばヒプノシスオペラだな。

 

 

第11回

No pain,no gain

痛みなくして得るものはない

左馬刻様は神宮寺寂雷に敬意をいだいている、というのは本編ドラマでもコミカライズでもARBでもアニメでも一貫した設定のようだ。

理鶯が言った「麻天狼のラップは相手をディスらないスタイル」というのはほんまかいな。

ところで今回はすごくデカい問題提議がされてしまったんじゃない?それは

麻天狼はMTCに絆で勝っている

MTCは麻天狼に力で勝っている

って明言されちゃったんだよね。

それって裏を返せば

寂雷と一二三と独歩のパワーはMTCに劣る

左馬刻と銃兎と理鶯の絆は麻天狼に劣る

ということになっちゃうのだがそんなことを言ってしまっていいんだろうか。怖っ

左馬刻様が理鶯からイモリの黒焼きを受け取ったあの3話の美しいシーンには確かに絆があったと思ったけど、絆の量では麻天狼にはまだ届かない・・・?

絆が薄いと言われたヨコハマ勢の怒りに火をつけ油を注いだ印象があるので次回のバトルでは怒りのヨコハマが勝つんじゃないかしらん・・・

というか前回で実際、得票数が多い麻天狼が勝ったじゃないですか。

投票はCD等についていた券が必要だったので

得票数=金額だよね。

つまり絆とはお金だ

という無粋な読み替えが可能になっちゃうんだけど大丈夫なの???

 

 

第12話

は~ おもしろ~!

アニメは完全なる別ストーリーだったのね~

・自虐する独歩にその通りだと返す一二三おもろい。いきなり閃光弾作る理鶯も、壁を殴って壊す左馬刻もおもろい。

・大衆をバカかなんかだと思ってそうな無花果、それをよしとする乙統女やばいって。そんなこと考えてたら中王区の未来あやういって。

・モラリア共和国ってのはガンダムに登場する国らしいですが遊びごころがあっていいね!もしかしたらアイリスとレックスはモラリア出身なのかしらん。

・飴村乱数がとにかく可愛らしくてドキドキでした。全媒体でアニメの乱数がいちばん可愛い。

m-floが曲書くために女声のアイリスは生まれたのかなぁ・・・アイリスのスピーカーがアイリス(あやめ)なのがきれい

 

ARBのメインストーリーぽくて楽しいです。最初からこの物語はパラレルだと言ってあったら良かったかも?

なんか舞台にゲーム、アニメって平行世界が増えてきてひぐらしの鳴く頃にみたいな世界観になってきたなヒプノシスマイク。

 

 

第14話

Tomorrow is another day.

明日は明日の風が吹く

ううん・・・もしかして本編ヒプノシスマイクの最終回もこんな感じで終わるのではないでしょうか。

ドラえもん」の有名な場面に、「東京から大阪に行くにはどんな交通手段を使っても方角さえ合っていればたどり着く」という未来解釈があります。それと同じように、途中枝葉末節人数増減いろいろあれどヒプノシスマイクは最終的にはこちら側(18人?)対あちら側(中王区?)の戦いで終わるんだろうな・・・

という気配が漂ういわば「さようなら、ドラえもん」のような意味を持つ回のような気がします。ただ最終話は百瀬さん脚本じゃないから、実際はもっといろいろあるのかもしれない。

シークレットエイリアンズけっこう好きでした。イケブクロディビジョン、アカバネディビジョンなど地域を背負ってくるチームに対して「異邦人」の名を持つSecret Aliens。男ふたり、女ひとりのみなしごたちは世界中にあらわれるのにどこにも帰る場所はない。空の青にも海の青にも染まらない、宇宙にも地球にもたどり着かない流れ星・・・(ポエム)

リリックも「資本主義のMIND」「俺たちには勝ち目ないはずのシステム バビロンに乗り込んでいくぜ」ってなかなか政治的な歌詞が刺激的だなぁと思ってたけれど彼らの雇い主がやはり天谷奴零だったのでクールな魅力は半減した感があります。

あと単純に可笑しかったのが、1話で一郎が一人で50人とかラップバトルで倒してたしMTCも3人で大勢をやっつけたりしてたのに、シークレットエイリアンズ戦ではトムたち3人を12人でボコるという数の暴力に頼っていたこと。トムたちはそれほど強いんだろうけど、3対12だったらそら勝つわ。これまで人数による戦力差を何度も否定しながら、最後は人数差で勝つというのは謎だ。

 

 

いろいろありましたがインビジブルマナーさんは最高でした。あと一葉戦を担当されたPecoriさんのリリックが大好き。このアニメはやはりCDの販促的な意味合いを持つものだと思うのでサントラを購入しました。楽しみ!