ナゴヤディビジョンについて思うこと 十四くんと天国獄と神宮寺寂雷について

 

 

たぶんナゴヤディビジョンについて書くのは始めてなような気がする。なんかナゴヤはよくわかんないなーと思ってたんだけど最近魅力がわかってきたような

 

 

マガポケの話

なんと五代儀がアマンダを盗み、そのために十四くんのおばあちゃんが交通事故で亡くなるというエグい展開になってしまいました。

ということで、なぜナゴヤ結成CDでアマンダをなくした十四くんが急いで天国獄のとこに行ったのかというと、おそらくアマンダがなくなることは十四くんにとってものすごい凶兆でトラウマだから、ということです。

 


でも、この展開でとばっちりを食った人がちらほらいて、まずは飴村乱数。


だってこれじゃあナゴヤのCDで飴村乱数がアマンダを隠したことがものすごーく悪い意味をもつし、乱数は極悪人みたいになっちゃう。乱数は十四くんの過去やらすべて知ってたからこそアマンダ一点狙いで行動したんだろうし・・・


結局、ガイドブックで明言されたように合歓・簓・空却・衢くんを洗脳/昏倒したのは「乱数のクローン」だったので乱数本人はこれまで大して悪事を働いていません。(真正ヒプノシスマイクを使ったら死ぬので乱数が生きてるってことは少なくとも洗脳やらはしていない)

 

なので飴村乱数がやった一番の悪意ある行動って「十四くんの過去を知りながらアマンダを隠した」ってことになるんじゃなかろうか。


最近けっこう乱数ちゃん擁護みたいな流れだっただけに、ここにきて乱数のこわーい面を提示されたようでハラハラしています。いや、乱数が十四くんの過去もなんも知らずにやったんなら濡れ衣ごめんなさい

 

また、祖母の形見のアマンダをぶさいくなぬいぐるみ呼ばわりした天国獄も大やけど、ジーザス。

かといって「アマンダがいなくなった?そりゃあ・・・一大事だぜ・・・」「アマンダは拙僧たちの大事な家族の一員だってな」とか言い出す天国獄や波羅夷空却が見たいかというとそうでもないような気がするので難しい。

そして十四くんが五代儀に屈さなかったからおばあちゃんがああいうことになってしまった、それでも「何があっても、何があっても、何があっても屈するな」と掲げ続ける十四くんは凄まじく気高い。

 

 

 

ヒプアニの話

ヒプアニで個人的にどうしても引っかかるのが、麻天狼のターンで寂雷が看護師さんに席を外すように命じた場面。

・理由も告げず

・仕事として存在する人に

・どっかいけと言う

一二三のセンシティブなところに関わるので理由を言えないのは仕方ないとはいえ、けっこうダメージ受けたんだけどヒプアニを3回みたらなんか理解できた気がした。

つまり神宮寺寂雷は「看護師に席を外させる」「人を弱者とカテゴライズする」って風に意図的に鈍感で傲慢な印象を受けるように作劇されてるんじゃないでしょうか。

 

けれど、ゆくゆくは寂雷のそのおかしさを指摘できる人が必要で、だからカウンターとして生まれたのが友人で同級生の天国獄。

なぜその役目・ナゴヤディビジョン入りが完甘では駄目だったかというと、ししかいはすでに悪事に手を染めちゃっているから説得力がなく、寂雷と対等に話す権利もないのです。

一二三と独歩は寂雷に意見することはないだろうし、1.5ダース最年長の天谷奴零は自分の計画に手一杯で興味がないだろう。

 

天国獄は以前のドラマで寂雷に絡んでいたけれど、いつかもっと真摯に話してあげてほしい、そういうのよくないよって。それが同い年で古い友人の獄にしかできないことのはずだから。
それが次のバトルだと、とても嬉しい

 

ヒプノシスマイクの世界で圧倒的強者で、名医で、品格もある。けれど彼は強すぎるからこそ相手の気持ちがわからないきらいがある。飴村乱数に人間じゃないって言っちゃったり、天国獄に医者はあきらめたのかとか言っちゃう。

そんな神様みたいな人が、いろんな人の柔らかい気持ちについて昔の友達に教えてもらい、完全な存在のように見えた彼は不完全な存在に戻っていく。

 

だからガイドブックの年表の始まりは

H歴-20年 寂雷と獄が中学校で出会う

 

となっていて

ヒプノシスマイクはそんな友情のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ところで天国獄、
・喫煙者
・ハム類が好き
・アイラウイスキーが好き

ということはたぶん「スモーキーなもの」が大好きなので寺の線香で燻されてる波羅夷空却のこともけっこう好きなはず、匂い的な意味で)