ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 6th LIVE <<2nd D.R.B>>
の感想を記録します。
新型感染症の影響のため三公演ともABEMA配信のみになりました。普通にスマホで観てたんですが数万人観ているのに画質がむっちゃいいし途切れないしありがたいことです!
1st battle
1/31 16:00
どついたれ本舗VS Buster Bros
セットリスト
1.ヒプノシスマイクD.R.B
2.ヒプノシスマイクD.B.A
3.ヒプノシスマイクG.O.D
4.あゝオオサカdreamin’night
5.Tragic Transistor
6.own stage
7.FACES
8.おはようイケブクロ
9.Break the wall
10.School of IKB
11.レクイエム
12.IWGP
13.なにわ☆パラダイ酒
14.Femme fatale
15.Re:start!!!
16.笑オオサカ
17.Joy for Struggle
18.survival of illest
19.SUMMIT OF DIVISIONS
初戦はオオサカ対イケブクロ。19曲も歌ったの!?
声優さんたちのファッションがとっても素敵でした。赤がよく似合う山田一郎役の方、センター分けが二郎っぽく寄せてあった声優さん、サブローザ役の方は蛍光イエローとホワイトのシャツが明るくまぶしく、潔癖ぽい三郎の性格をあらわしているようだった。
白膠木簓の声優さんのペイズリー柄のネクタイのセンスに爆笑し、盧笙は・・・盧笙とっても華奢で折れてしまいそうだった・・・前のライブからまた痩せましたか・・・?
天谷奴零はデカくて毛皮がゴージャスで、悠然とした動きがまさに天谷奴零!って感じ。
曲はまず「レクイエム」が印象に残りました。もともと曲自体が、例えばクイーンのボヘミアンラプソディみたいな演劇調な濃い味付けなので、それをライブで完璧にやりきったというのがとっっっても凄い。
あとは中王区もFemme fataleがライブ初出しでした。乙統女様のカクテルハットのレースが見えた瞬間に大興奮です。3人ともライブ用衣装だったんだけどそういう衣装の方が素敵です乙統女様・・・以前の中王区の衣装はどうもコスプレ感が拭えなかったもの・・・
個人的最大瞬間風速は三郎が二郎を兄ちゃんと呼んだRe:start!!!かな。いつも呼び捨てサブローザが兄ちゃんって言った!
Re:start!!!は二郎がメロディー担当になっていて目立つポジションです。一郎より力が抜けていて三郎より尖ってない山田二郎をフィーチャーしたことで等身大のイケブクロのエモさが描写された感があって良かったなぁ。
笑オオサカは問題作かなぁといった印象。
まず「笑オオサカ」というタイトル、
そして繰り返す
わてらドアホが天下とりまんねん
わてらドアホが度肝を抜きまんねん
という歌詞、
あんじょう陽気にやってや
といった多発する古い関西弁がどうにもどついたれ本舗と合っていないのではないかと感じてしまった。
もともと「あゝオオサカdreamin’night」でデビューしたどついたれ本舗なんだけど、彼ら3人ってどちらかというとクールでスマート、エレガントでクレバーなタイプの関西人な雰囲気なので、こういうコテコテにカリカチュアライズされた関西を背負わせるのは何か違うな・・・と。盧笙のネタなんかも、そういうでんがなまんがな的なセンスとは明らかに違うシュール系だったし。天谷奴零にいたっては関西人でもないし。(でも天谷奴零パートは関西弁じゃないのがフックが効いていてすごく面白かった)
ウルフルズには「ええねん」という関西弁の名曲もあるのに今回えらく濃ゆい味付けになったのは発注側の希望だったのかな?
(まぁこれは個人的な好みの問題だし自分がオオサカ圏と縁深い人間なので気になったというのはあると思う)
2/3追記
権力に対抗するのは笑いの役割でもあるだろう。中王区が主催したショーな時点でDRBに勝つことに意味なんてないしこれは単なるお祭りだ・・・ということを見抜いて皮肉ったのが「笑オオサカ」であり「わてらドアホが天下をとりまんねん♪」だということならば、オオサカディビジョンの批評精神が存分に発露されたと言えるのかもしれないです。
さらに考えると、どついたれ本舗の尺度は「勝つか負けるか」ではなく「おもろいかおもろくないか」だったりする可能性もある。
Joy for Struggleは楽しくていい感じ。イケブクロとオオサカはバトルなのに非情になりきれない優しい雰囲気が漂う。親子だからかな。
最後にまたしても天谷奴零の(というか声優の黒田さんの)ぶっ殺すぞが聞けて手を叩いて笑ってしまった。
ダンサーの方たちとDJU-ICHIさんかっこいいなぁと見てましたが、全員おそろいのセカンドバトルTシャツを着ていて胸に中王区の意匠が刻まれていたので中王区が手配した組織みたいになっていて面白かったです。
2st battle
2/14 16:00
Bad Ass TempleVS麻天狼
セットリスト
1.ヒプノシスマイクD.R.B
2.ヒプノシスマイクD.B.A
3.ヒプノシスマイクG.O.D
4.Bad Ass Temple Funky Sounds
5.そうぎゃらんBAM
6.月光陰
7.One and Two,and Law
8.笑わすな
9.君あり故に我あり
10.パーティを止めないで
11.BLACK OR WHITE
12.パピヨン
13.R.I.P.
14.Famme Fatele
15.TOMOSHIBI
16.開眼
17.Light and Shadow
18.survival of illest
19.SUMMIT OF DIVISIONS
二回戦はナゴヤ対シンジュクです。
開幕し、波羅夷空却役の声優さんの赤い髪を見た瞬間にナゴヤが勝つのではと思ってしまったチョロい視聴者です。(どちらが勝つのかはわかりません)
この2ディビジョンは品がいいけれど治安が悪い。空却くんの声質が仏僧で、ではなく物騒で最高に輩感があって素敵なライブでした。D.R.Bに続きD.B.Aと、初手から独歩のシャウト連発でぶち上がり、現地で観たらさぞかし盛り上がっただろうなぁ。
ナゴヤディビジョンはパフォーマンスが良かった。四十物十四くんの華奢で美しかったこと・・・手首のレースが神々しくてずっと凝視してしまった。十四くんはへたれモードとV系モードで二役あるんだけど、その切り替えも滑らかだし歌唱力も高いし、よくぞヒプマイに参加してくれたと拝んでしまう。
天国獄もすっごく良かったです。持ち歌のOne and Two,and Lawでダンサーを引き連れ中心で歌い踊るのがかっこいいいいい!天国獄の声優さんも既存ディビジョンにはいないタイプの低音ボイスが新鮮で、やはりヒプマイに参加してくれてありがとうの気持ちでいっぱい。天国獄がもう少し癖のないキャラデザインだったならけっこう人気キャラになっていたんじゃないでしょうか。(今の天国氏も好きだけど)
そしてその二人に挟まれたのがリーダー波羅夷空却。小柄なんだけどそれがまた良くて、やっぱり拝む。結局拝む。
コミカライズの新曲、R.I.P.が初披露でした。
勇 迅 雷 進 陽 月 星 召 舞!
低音でメロディを奏でる天国獄の歌いっぷりが気持ちよく、安定感が抜群でした。go toトラベルという語も盛り込んだチャーミングな曲。ニルヴァーナ~
一方のシンジュクディビジョン。
敵にチョコを送り攻撃を甘くしようと試みたり(なるか!と天国獄役の声優さんがツッコミを入れていて面白かった)、残念ながら2/14が誕生日の飴村乱数を祝ったりと劇場型に観客の心をつかむスタイル。
大好きな「君あり故に我あり」が心に染み渡りましたが、「ダンジョン飯」という漫画でマルシルが「回復は拷問にも使える」(治してまたいたぶるのだ)と言っていたのを思い出して恐ろしくなった。ジャケ写の寂雷ならやりかねないお顔なのだ。
迷宮壁に続きGADOROさんが新曲TOMOSHIBIを手がけられました。二度と破れない金魚すくいというリリックがほんとに素敵だと思った。
バトル曲Light and Shadowはこれまでのバトル曲とは違った方向性の曲。これまでのように他人をディスるのではなく自分のことを歌う、自分自身に目を向けた曲なのです。
我の敵は常に我
真の敵は己の中にこそありけり
敵は自分自身、戦うのは自分自身、越えるのは自分自身だということが繰り返し語られました。わっわーくさいね 男くさいね、なんて歌っていた伊弉冉一二三はもういない。
そうなのだ、新曲の歌詞からするとどうやら一二三は今回なにか重要な心境の変化を迎えるらしいのだ。
自らを木綿豆腐メンタルで芋虫だったと明かした一二三。やけに内省的な一二三。
これから伊弉冉一二三の悲しい過去が明かされるんだろう。けどさぁ、辛かった過去なんて忘れときゃいいじゃん、なんて無責任に思うけれどそういうのを忘れないのが伊弉冉一二三の美しいところなんだろうな。(個人的には一二三は昔太ってたんだと思う)
シンジュクは救うナゴヤは補う、と衆生への対応に両者の生き様があらわれていて興味深い対戦でした。
その中で、俺の痛みは俺だけのもの、と言ってのけた天国獄には信頼しかない。
また、波羅夷空却が寂雷に「救うなんておこがましい」と言ったのは、本間医師がブラックジャックに言った「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」のオマージュかと思ったけどどうだろう。いつだってお医者さんはおこがましさと戦っているんだな。
ところで天国獄のリリック、
人を裁くものは人でなく法だ
っていうのは罪を憎んで人を憎まずってことにも通じてて、罪と人を切り離して考えようという精神じゃないかと思います。
これは暗殺者イルドック=殺人の大罪をおかしている神宮寺寂雷の魂に対するフォローであり救済になるだろうし、いつかヒプノシスマイク最終回で寂雷の罪を弁護するのは天国獄なんじゃないかな。
3rd battle
2/21 19:00
Fling posse VS MAD TRIGGER CREW
セットリスト
1.ヒプノシスマイクD.R.B
2.ヒプノシスマイクD.B.A
3.ヒプノシスマイクG.O.D
4.Stella
5.ピンク色の愛
6.蕚
7.SCRAMBLE GAMBLE
8.シノギ
9.Gangster’s paradise
10.Uncrushble
11.2DIE4
12.Yokohama Walker
13.PCCS
14.Femme Fatale
15.HUNTING CHARM
16.Black journey
17.Reason to fight
18.survival of illest
19.SUMMIT OF DIVISIONS
三回戦はシブヤ対ヨコハマ。ライブ会場が国技館なのがエッジが効いてていいなぁと思いました。H歴の国技みたいなもんだもんな
シブヤ対ヨコハマは前回の敗者同士であり年期の入った初期ディビジョンです。
無茶苦茶おもしろかった
シブヤもヨコハマも華と歴史(ゆうても3年ですが)があり、ライブ慣れもしているので見ていて眼福。いい戦いだった・・・
MTCは左馬刻様の始めんぞコラでライブの鬨の声を上げました。もう左馬刻様(の中の人)素敵すぎる・・・お美しい・・・とぼーっとしてしまった。シノギのオープニングにはスクリーンに不撓不屈の文字がうかび、火貂組だスゲえ・・・とぼーっとした。銃兎の声優さんもあの個性的な声が響き渡り最高。しかめて垂れた眉毛もすっごく銃兎感があってキュートでした。理鶯も素晴らしかったです。
イケブクロ、ナゴヤ、シンジュクと新曲が内省的な方向でディレクションされていた流れでのヨコハマ新曲HUNTING CHARMはぶち上がりましたね~ あーこれこれそろそろこういうの聞きたかったなぁという気分にぴったりハマった感があります。
筋を通さない者は追いこむ左馬刻様、犯人を捕まえる銃兎、生き物を捕らえる理鶯と、ヨコハマはハンターの集まったチームであると再認識。
そしてシブヤ。シブヤも良かったよ!
キーあげてました?気のせい?
特にStellaの幻太郎は極まってましたね。幻太郎、いつもの澄ました感じよりやさぐれた盗賊のほうが好きです。(そっちが素の幻太郎のような気がする)
それに今日の帝統のパフォーマンスはえぐいくらい決まっていたよ。帝統はいつも上手いんだけど今日は歌の落ち着きと安定感が半端なくて、もしかしたらこれからシブヤの精神的支柱となるのは有栖川帝統なんだろうな・・・と予感してしまいました。巻き舌の使いどころとか怖いくらい決めてきていましたね。
で、飴村乱数ですよ。
正確には別の乱数の仕業なんだけど、飴村乱数はなんの非もない左馬刻の妹を洗脳して中王区に連れてったという極悪非道なことをやっています。
そういう背景があっての今回の乱数対左馬刻戦なわけです。
乱数が反省してメソメソしてたらやだなぁと思ってましたがさすが我らが飴村乱数、洗脳被害者(碧棺合歓)の兄(左馬刻)に向かって
取られたくなきゃ守んないと
隙を見せりゃ全部奪い取る
と最低最悪にゲスい煽りをしていて好きーーー!!となりました。まさかの被害者煽りでひっでぇわ。最高だわ。
バトル曲Reason to fightは、上記の最低煽りのほかにも
お布団かぶって泣いとけや
(銃兎→幻太郎)
どいとけおバカは
(乱数→左馬刻)
ボケカスが
(左馬刻→乱数)
と、シンプルな悪口の応酬が多くてとっても清々しく、前回バトルのBBBやWWWの正当後継者な感じ。こういうのでいいんだよ!
正直シブヤもヨコハマも選べません!!!
しかし決着がつくのは世の習い。
結果発表は観音坂独歩の誕生日に同じ、5/15 ABEMAだそうです
声優さん18人、ゆういちさん、ダンサーさん、スタッフさん、素敵なステージをありがとうございました
各バトルCDの感想はこちら
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