ヒプノシスマイクThe Block Party 感想

 

 

ヒプマイの初EP、ブロックパーティ発売ですよ!

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楽天ディビジョンで注文したからオリジナル配送パックでやってきた

 

思えば2023年4月、9thライブで山田一郎の声優さんが“オフヒプノシスマイクEP発売”と宣言して幾星霜。EPとはなんぞや、オフヒプノシスマイクとはなんぞや、2種類とはどういうことや、とヒプ男ヒプ女の頭をハテナで埋め尽くした問題作であります。

 

というわけでいつものように感想です

ところで今回、彼らはHOMIEsとHOODsに分かれています。

H歴の

HYPNOSISMICの

Hypnosis Microphoneが停止した世界で

HOMIEsと

HOODsがフェスをする、というH尽くしの企画ですね。

H歴のH自体が元来

Hiphop

Hear

Heaven

Hierarchyの頭文字でもあるので、中王区の「H」に代わる新しい俺たちの「H」を提起する…みたいな感じだろうか。

ちなみにホーミーズとフッズのメンバーはこんな感じです

【-HOMIEs-】平均年齢23.1歳

山田一郎・山田二郎 ・毒島メイソン理鶯・夢野幻太郎・有栖川帝統・観音坂独歩・白膠木簓・躑躅森盧笙・波羅夷空却

 

【-HOODs-】平均年齢28.3歳

山田三郎・碧棺左馬刻・入間銃兎・飴村乱数・神宮寺寂雷・伊弉冉一二三・天谷奴零・四十物十四・天国獄

フッズのほうが少しアダルティな面子になってるようです。

 

楽曲感想【HOMIEs】

Rivals!

作詞作曲 ビッケブランカ

有栖川帝統&観音坂独歩

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本編では1stバトル前に幻太郎の服装の件でモメたペア。ARBではわりと絡みがあり、独歩は帝統を「無慈悲で酷いことを言う馬鹿餓鬼」だと評しているというまあそんな関係。

結論からいうとこの二人の曲はむちゃくちゃ美声でした…!特に独歩の声優さんの歌のうまさがたまらん。ビッケブランカという方を今回初めて知ったのですが、楽曲の調理、素材の生かし方がうますぎる…!

 

每度!生きたろかい!~OSAKA Big Up~

作詞 大西ユカリ銀シャリ

作曲 新宮虎児

白膠木簓&躑躅森盧笙

大西ユカリ来ちゃったよこれ、何気に今回一番びっくりしたのが大西ユカリの参戦でした。新世界のソウルシンガーがまさかヒプマイにやってくるなんて関西勢ビビり散らかしてます。

この曲、試聴では漫才部分がメインになっており、正直不思議な歌だなぁと思ってたんですが、フルで聴いたらめちゃくちゃいい曲じゃないですかこれ。

細かいことはトンボリへ ネオンと光れ

幸せ?それとも不幸せ?

さあ、知らんけど OSAKA

カタルシスに涙出そうになった。

その前に盧笙が

さて皆さん!不自由・不満足と向き合いましょう!

というんですが、個人の不自由不満足に向き合いつつ、精いっぱいかつぼちぼちがんばる、最後は「知らんけど」と言いながら酒でも飲んで寝る…というオオサカディビジョンの生き方の本質みたいなのを突いているようで凄いなぁと感動した。

また、今回は本職の銀シャリ様々が漫才のリリックを考えているということもあり漫才パートが普通に面白い。さすが、漫才のプロ。お好み焼きのくだりとか本当にうまいからみんな聴いてほしい。

 

そして、作中のネタだというのは百も承知なんだけど

あったかいご飯と味噌汁、ほんでちょっとの笑いがあれば十分幸せ

と、「ちょっとの笑い」を志向した盧笙は現実では芸人を諦め教師になり

あったかい炊き込みご飯と豚汁、ほんで大爆笑が、あれば十分幸せや

と貪欲に「大爆笑」を求めた簓は現実で一流芸人になったという符号の一致も、なんだかほろ苦い。

 

Get busy

作詞作曲 WANIMA

波羅夷空却& 山田二郎

これはサッカーの曲なようなダンスの曲のようなエッチな曲なような。みなさんどう思いますか。私はエッチな曲だと思っています。

 

夢の彼方

作詞作曲 Eve

夢野 幻太郎

幻太郎のソロ曲の打率の高さは何なんだろうか。『蕚』も素晴らしく良かったけど、『夢の彼方』もなんというポップでメロディアスでエモの固まりのようなトラックなんだろうか。

私がこれを聴いてまず思ったのは、もしかして夢野幻太郎の本名って夢野かなただったりするのかな、でした。この先幻太郎の本名は明かされることはなかった…と思いきや実は曲目で堂々とバラしていたパターンだと面白いなぁと。もし幻太郎が「夢野かなた」なのだとしたら兄は「夢野はるか」だと嬉しい。海原はるか・かなた大師匠みたいで。

 

Move Your Body Till You Die!

作詞 前山田健一DJKOO

作曲 前山田健一

毒島メイソン理鶯 with HOMIES

リオーズブートキャンプ曲。この曲で確信してるんですが、これ来年ホーミーズとフッズに分かれてライブありますよね?リオーズブートキャンプ、声優参加型の出し物として手が込みすぎているし上演前提な雰囲気がするんだよな…

 

つまり、「みんなー、ブートキャンプかチョリリ〜ス!のどちらかに参加するよ〜」となった際に

ブートキャンプを選んだのは

・一郎

・二郎

・帝統

・幻太郎

・独歩

・簓

・盧笙

・空却

で、

チョリリ〜ス!を選んだのは

・三郎

・左馬刻

・銃兎

・乱数

・寂雷

・天谷奴

・十四

・獄

となる。

さっきキャラの平均年齢を計算したらフッズの方が高めだったけれど、ざっと見た感じ声優さんもフッズの方が年齢層が高いのでホーミーズがブートキャンプするのは妥当な線なのかなぁと思いました。

 

HIPHOPPIA

作詞 好良瓶太郎

作曲 MURO・SUI

山田一

確かに山田一郎、IWGPだとかでもサイファーしてたし2ndバトルのジャケットもサイファーシーンだし、リリックにラップ作品からの引用が多かったりヒプアニで喫茶店でリリック考えてたりもしたけれど、いつの間にかものすごーく度を超えてラップ好きなキャラになってきているなぁ…

 

おままごと

作詞作曲 薔薇園アヴ

邪答院仄仄

仄仄さんの声優さんて歌上手いな!

もう少しお年を召されたら『水星の魔女』のプロスペラマーキュリー路線なんて似合うだろうな〜

 

 

楽曲感想【HOODs】

白と黒

作詞作曲 志磨遼平

天谷奴零&入間銃兎

ホーミーズで大西ユカリが来たのにびびったけど、フッズではドレスコーズこと志磨遼平が来たのが一番びびった。毛皮のマリーズ時代のエッセイを読んだことがあったので身近に感じていたのである。

志磨遼平さんって文筆家でもあるんですよね、だからかわからないけどこの曲はキャラクターの解像度高すぎですんげえです。時間も3分半と短く、これぞ百戦錬磨海千山千職業人の熟練の仕事って感じ。

天谷奴零という詐欺師と入間銃兎という警察官のキャラクターを渡されたら、普通もっと漫才チックなやりとりになったりもっとわかりやすくキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン的な歌詞になりそうなものなんだけど、「この二人は手段を選ばないところが少し似ている」という面を切り出し、もしかして同じ方向を向いているのかもしれないぞ…というメッセージを乗せる。これはこの二人で一曲書いて下さいと言われた時の最適解だと思う。

 

悪魔の華

作詞作曲 HAKUEI

アルゴξ楽団 (四十物十四)

みんな大好き悪魔の華の音源化です!

星が綺麗だね でも少し目を閉じて…

という歌詞があるんだけど、たしか十四くんて星が好きなんですよ。

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今年2023年はヒップホップ生誕50周年でもあり、プラネタリウム生誕100周年でもあるそう。さらに悪魔の華が音源化された年でもあるし、今年は四十物十四くんの年だなぁとほっこりする。

天谷奴零、オフノシスマイクにしたことで帝統と独歩を組み合わせてキャッチーな曲を歌わせ、簓と盧笙に再び漫才をさせ、幻の曲『悪魔の華』を音源化し自分は銃兎とムーディーな昭和歌謡を歌いあげ…って、みんなを笑顔にする単に音楽好きのいい人なのではないかとも思う。

 

Viva la liberty

作詞 TOPHAMHAT-KYO

作曲 TeddyLoid・TOPHAMHAT-KYO

飴村 乱数&山田 三郎

耳馴染みがよくてかわいい!

Viva la 系、唐突にまとめると

『Viva la liberty』

→飴村乱数と山田三郎のユニット曲

Viva la revolution

Dragon Ashの曲名・アルバム名

『Viva La Vida』

Coldplayの楽曲

『VIVA LA LIBERATION』

→天堂天彦のブレイク曲別名ボボンガリンガ

となります。

 

Closer

作詞作曲 小出祐介

神宮寺寂雷 & 天国獄

この曲聴いて思ったんだけど、寂雷は殺し屋として何人か殺めた事実は消えないし、亡くなった獄のお兄さんも決してかえってくることはないですよね。この二人は絶対に戻らない過去について苦しんでいるわけで、普段は酔っ払って暴れたり黒歴史を暴露されておもしろおじさんとしてギャグ的な華を添えてくれているんだけど、実はものすごく救いがない闇の中にいる、悩み多くしんどい人たちだったな…ということをふと思い出させてくれました。ARBでも本編でも、寂雷と獄はおもしろおじさんとしてキャラが立ちすぎている(それはそれでとても偉業だと思います)ので、寂雷と獄の辛さを正面から捉え、とことん暗い面を描いたこの曲は本当に貴重で稀有な楽曲だと感じました。

 

ポジティブ my life

作詞 宮田俊哉

作曲 月蝕會議

伊弉冉 一二三 with HOODs

ラストの歌詞がすごい。

見つけた!お前がラスボス

仲間になろうぜ(P・T・My Life)

誰も傷付けず全クリしちゃおー!!

ポジティブ my life (your life)

いやもう、ひふみの心は綺麗過ぎるだろう。ラスボスが仄仄さんだったらどうすんだこれ、ていうか仄仄さんのことなんだろうけど。でもひふみが=ヒプマイのオチがこの路線だと悪役が悪役として全うできなくなり、途端に仄仄さんの存在がチープになる危険性があるので、悪い仄仄さんや中王区(中王区はすでにそっち側に堕ちかけているような)が好きな自分としてはドキドキしている。

 

燐火

作詞作曲 石崎ひゅーい

碧棺左馬刻

個人的に左馬刻様のソロ曲も好みの曲が多い。『Gangsta‘s Paradise』もいい曲だったな…

この曲とか二郎空却の『Get busy』なんかは、本当は提供の方本人用の曲だったんじゃないだろうかと思ってしまうような完成度の高いのが来たからびっくりする。燐火、少し前ならドラマの主題歌になったりCMに使われそうなキャッチーかつ男臭さのある仕上がりがたまらんし、

墓場まで行く

の「行く」で歌が終わり無音になる箇所なんてもうギャァァァァですよ。ギミックが気持ち良すぎる。

燐火というのはヒトダマのことなんだけど、燐(リン)の火だからたぶん燐寸(マッチ)の火のことでもあるんだと思っている。左馬刻様もわざわざ曲中で

タバコに火をつける

って言ってるし。左馬刻様の人生はヒトダマやタバコの火、数多くの燐火とともにあるんだろうな。燐の火って青いので、ヨコハマの左馬刻様にぴったりですね

 

Bounce Back !

作詞作曲 m.c.A.T

帳残星&帳残閻

この企画はやばい。大物声優大塚明夫中尾隆聖アサインしてあるものすごい雑魚モブキャラに歌を歌わせてしまおう!というすごいノリの企画を『Bomb A Head!』というトラックの説得力と歌唱力の二点のみでねじ伏せている。

 

 

ということで全14曲の感想になります。メタい話になりますが、山田一郎が「フェスをやるってのはどうだ?」とぽろっと言ったら

石崎ひゅーい

Eve

大西ユカリ

好良瓶太郎

銀シャリ

月蝕會議

小出祐介(from Base Ball Bear)

志磨遼平

DJ KOO

TeddyLoid

TOPHAMHAT-KYO (FAKE TYPE.)

HAKUEI

春野

ビッケブランカ

前山田健一

宮田俊哉

MURO

WANIMA

という豪華メンバーが集まったというのがすごいし、偶然かたまたまか山田二郎を波羅夷空却の元へ、山田三郎を飴村乱数の元へというように、比較的友好的な他ディビジョンのリーダーの所へ弟たちを出向させて武者修行させている形になっているのもすごい。山田一郎のやり手ぶりには興奮しかない。

 

ドラマトラックThe Block Party感想

今回ストーリー進みすぎでしょ!

・山田母の名前と死の真相

・何故一郎は鯖の味噌煮が好きなのか

・なぜ山田一郎はイケブクロに住んでるのか

といった山田関連の謎がほぼクリアになってしまった。もうあとやることないよヒプノシスマイク。

そういえば山田母こと那由多の名前、普遍的な数字の単位だということもあるけれど、2020年の『SUMMIT OF DIVISIONS』ですでに

アルファ ベータ ガンマからデルタ

ちょっと端折ってシブヤから乱数

元気100%いや那由多

と、飴村乱数が言及している。

 

夢野幻太郎有能伝説も盛りだくさん

・夢野幻太郎は中王区告発文を暗記していた

・夢野幻太郎の兄を粛清したのは言浚である

・夢野幻太郎は山田零と山田一郎の関係を知っている

・夢野幻太郎はよつつじ君が真正ヒプノシスマイクで昏睡したのを知ったが誰がやったのかは知らない

・夢野幻太郎はマイク工場捜索組と行動する

・夢野幻太郎はパソコン普通に得意

と今回は完全に夢野のターンだった。これまでフリングポッセの仲間とシブヤでキャッキャしてたイメージだったから、一郎寂雷と肩を並べ完全に中心人物になっていた幻太郎大丈夫かなってハラハラした。もちろん、幻太郎は兄が中王のマイクによって昏睡させられているので実はど真ん中の被害者でありメインを張るにふさわしいキャラクターなんだけど、いままで嘘をついたりふざけてばかりだったから、急にキリッとしだして大変驚いてしまった…

 

今回みんなものすごく真剣にフェス準備したり悪漢倒したりマイク探しに行ってたので、「記憶が無くなるまで酒を飲み、寂雷のピアノに合わせて食器を箸でたたいてドラムプレイをした天国獄」の下りがあーこれこれこういうのでいいんだよとほっとする。

 

山田三郎がフェスの総合演出をしようとして飴村乱数に諭されるやりとりがとても良かった。お金さえ積めば自分だっていい演出がができる、と言う三郎に対し、クリエイターはコネや縁で動くからコネや縁のある自分のほうが適任だ(意訳)と反論する乱数。確かに現実の大人の世界でもコネだとか縁のような要素は大切であり、いくら賢く優秀でもまだ実際に社会に出てない三郎にはそこがわかっていないというのがきれいに描かれたシーンだった。それを言ってるのが生まれたて(でもないけど)のクローンという特殊な出自で、まさにコネと縁のさばき方で生きてきたような乱数であるということも含めてうまい話だし、その後のフェスでこの二人はちゃっかりユニットを組んで仲良くなっているというオチも素敵だった。

 

左馬刻様が言うには、どうもこのフェスは自分で好きな歌を決められるシステムらしい。ということは今回「ヒプノシスマイクを失っても山田一郎は1人でラップをする」と同じ欲望の強度で

・簓と盧笙が再び漫才をする

・銃兎と天谷奴が組み昭和風味歌唱をする

・帝統と独歩がAction PLZ♪する

・三郎と乱数がスワイプする

・寂雷と獄が雨の中で歌う

・左馬刻様がバッドエンド論を語る

・二郎と空却がイメトレする

・悪魔の華の音源化

・幻太郎が夢の彼方について歌う

・ひふみがチョリリ〜スする

・理鶯がブートキャンプを指揮する

等が行われたことになり、それはそれで戦慄の結果である。

 

DJポリスみたいな入間銃兎最高でしたね!入間氏、今回は最初から最後まで1人だけ普通に警察の仕事しててお疲れ様でした。

 

 

 

最後に、見ないふりしたいところですが今回いちばんショックだったこと。これたぶんヒプノシスマイクってそのうち終わるし、風呂敷をきれいにたたみ始めてますよね?「真正ヒプノシスマイクの使い手を探すため」という天谷奴零のディビジョンラップバトルの真の目的も喋っちゃったし。

ヒプマイって何に似てるかというと高橋留美子の『うる星やつら』だとか『らんま1/2』の世界観に似てるなあとぼんやり想っていて、ARBがハチャメチャなコンテストを多発するところなんかは「ミス友引コンテスト」的なノリっぽいと感じている。高橋留美子の凄いところって、終わらない日常モノマンガに見えてキッチリいい感じの余韻を残し完結させる手腕、だと思う。たしかヒプマイの原案の方って高橋留美子が好きだって御本人のTwitterかなにかで言われてた気がするし、ヒプマイも終わらない世界モノのように見えるけど、いつかは綺麗に終わらせたいのかなぁと勝手に想像してしまう。

というかヒプマイ、フェス路線は一見急カーブに見えるけど、去年『CROSS A LINE』で「マイクを通せないいまだ不完全な理想」と歌ったり「ヒプノシスマイクを使わないフリースタイルバトルをやってみたい」と一郎が発言したり、今思うと脱ヒプノシスマイクへの予備動作はあったし、意外にフェアに伏線を張るジャンルでもあったりするし。

そして最後、3rdバトルをやろうとノリノリの碧棺合歓(ところで合歓ちゃん左馬刻が思ってるより遥かにしたたかだし中王区適性高いと思う。3rd バトルをやれば国民がまた纏まるんじゃないかって発想が完全に中王の統治側の人間になってる)

や、勘解由小路無花果さんを横目に「私は政界から退きます」と言ってしまった東方天乙統女様、政治が好きすぎてお見合い中に早口で政治の話をした後に実際に言葉の力で世界を革命した信念の人である東方天乙統女様が、政治家引退宣言をしてしまった。ヒプノシスマイク、東方天乙統女のクーデターから始まった物語なのにこの先どうなってしまうのか…

しかし、天谷奴零を倒したのが山田一郎の「力」だったのに対し。東方天乙統女を倒したのが有栖川帝統の「言葉」だったのは、言の葉党党首にぴったりの悲しく美しい、最高のラストシーンなのかもしれない。