ヒプノシスマイクのFCであるヒップスターからの会報がまだ届きません。
郵便配達のバイクが来たからウッキウキで出たら
50代60代70代用のサントリーの健康に関するアンケートでした。
というわけで気を取り直して先日発表された新曲『Hang out!』の感想を書こうと思います。前回の全体曲の『Glory or Dust』が限定アプリで公開→FC限定公開→YouTube公開という長期戦だったためになんとなく盛り上がりが間延びしてしまったのと打ってかわって(でもGODは大名曲だと思う)、今回はいきなりYouTubeでの公開となりました。
話は変わりますが最近のヒプマイ関連って「SNS等で言ってはいけないこと」がとても増えてしまいましたね。FCからの情報がすべてそれに当たっているので、ラジオレポの話も会報の表紙の話も、もちろん中身の話も他言できずくるしい。
感想なんかは言っていいようですがネタバレとの線引きがなかなか難しいからなぁ…夜な夜な穴を掘って「理鶯の×××××が××××型ってむちゃくちゃ萌える~××が入ってるのも最高~!!!」などと叫んでいます。
前置きが長くなってしまいました。Hang out!はおなじみインビジブルマナー様の作品です。それでこの曲なんですが、イヤホン(ヘッドホン)で聴いたら全く雰囲気の違う曲になるんですよ!!だまされたと思ってイヤホンで聴いてほしい。音の数と種類、重ねがハンパなくてすっごいから。ディビジョンごとにテーマがありながらひとりひとり面白い味付けになっていて至福です。普段は皿を洗ったり洗濯物をたたんだりアマゾンの段ボール箱をゴミ袋に放り込んだりなどしながらヒプ曲を聴くんですが、Hang out!だけはイヤホンでじっくり聴いています。
感想
山田一郎・二郎
ちょっと耳貸せヤバめの新作来ちゃった
今季のマスターピース ほれ見てみ?
こりゃ 山田一郎史上の最も突飛なレコメン
意外な角度から意外な展開
既存のファン以外も高ぶる
その変化球が描く極上のシーンパない
うん 超オーバーキル ヤバいくらい大泣き
マジ間違いないそれ出来過ぎ
ガチで良い本物見抜きDigる真面目に
山田一郎と二郎の歌詞です。どうやらアニメかゲームかラノベかの新作について話し合っているみたい。しかしおそらく「ちょっと耳貸せヤバめの新作来ちゃった 今季のマスターピース ほれ見てみ?」は『Hang out!』についての話でもあるんじゃなかろうか…と、ちょっとメタい想像もできて楽しい。
山田三郎
興奮する一郎に二郎が同調している情景がほほえましい。だけど一方で山田三郎は
遊戯盤の上で言う自慢
懇切丁寧 格の違い 手解く空気感
ゲームをしている。んだけど、なんかこの「遊戯盤の上で言う自慢」という歌詞、すごく中二病っぽく穿った解釈をしたならば一郎と二郎のことを指しているような。
つまり、消費者としてわいわい騒ぐ兄たちに対し、自分の属性はゲームマスターでありクリエイターの側であることよなぁという自負が見え隠れするようにも感じる。感じない?
碧棺左馬刻
今回の左馬刻様の歌詞、無茶苦茶かわいい。
減点法だけじゃなく加点法
これがイマドキの火貂の方法
ヤクザの世界も新人教育お疲れさまですね…最近の新人はすぐやめちゃうからなぁ…としみじみしちゃう。銃兎と理鶯が「ほうほう」と真面目に相づちを打ってるのもものすごく面白くて、ヨコハマはこういう真面目なのかふざけてるのかわからない所が持ち味ですね。さすが元サササマ。
ガキの相手はマジ向かねぇ方
だからバトルも本当は面倒
って、左馬刻様が柄にもない愚痴をこぼしてるのもこれまでにない新鮮さでいいよねぇ。Hang out!は左馬刻様がいちばん新たな一面を見せたなぁと感じています。
入間銃兎
気苦労多いな極道(ベンチャー)は
覚えたらどうだおべんちゃら
ヤクザというワードはそろそろ禁止コードになるのだろうか。ベンチャーと言い変えることで世間の網をすり抜けようとする銃兎のしたたかさほんと好き。
毒島メイソン理鶯
させて褒めなきゃ 人は動かじ
これは第二次世界大戦時の連合艦隊司令長官山本五十六の「やってみせ 言って聞かせてさせてみせ ほめてやらねば人は動かじ」から来ているはず。ネイビーつながり。
ここらで茶でもリンデン・カモミール
ヨコハマの面々が何について歌っているのかというと“組織で生きる苦労”でしょう。左馬刻25歳、理鶯28歳、銃兎29歳といういい年した社会人ぞろいのMTCは若手の指導や自身の立ち位置など頭の痛い問題にぶつかるお年頃。まぁとりあえずハーブティーでも飲んでリラックスするしかないわな。
飴村乱数
しかし新作 締め切りは間近
まだ半分も出来てないマジかぁ...
キラキラ無限の体感時間
作り出すアツい閃きはまだか〜!
夢野幻太郎
ふむ かねがね物書きは
筆が止まると旅に出るんだとか?
有栖川帝統
Let it goとは行かねぇようだが
スランプも多分トランプの持ち札のよう
知ったかして従った切ったカードなら
しっちゃかめっちゃかでOK!
フリングポッセはスランプ中のようですが無職の帝統に「しっちゃかめっちゃかでOK」って言われたらどんどん堕ちていきそうで怖い
神宮寺寂雷
薄暗く人気ない
冷たい所
重りで沈め下仕事
殺せるか
って不穏なワードにドキドキしてたらなーんだ「殺人の話にみせかけた釣りの話」か~ってホッとする仕組みなんですが、こういうのはたいてい「殺人の話にみせかけた釣りの話にみせかけたやっぱり殺人の話」です。
水清ければ魚棲まず、という故事のように神宮寺寂雷は正しすぎるし強カードすぎて、寂雷のちょっとした言葉で周りに波紋が広がってしまうからみんなみんな去って行くんだろう。というわけでさびしい寂雷は魚を探しにオクタマ湖まで運転していくのでした(?)
伊弉冉一二三
なる前先生の急患に
しっかり設ける休肝日
一二三ってほんとに自制心が高いよね!?自律とセルフコントロールの努力の人というイメージ半端ない。それに一二三がうっかりアルコールを飲んじゃったら寂雷もお酒が欲しくなるだろうし誰が帰り運転するんだという話にもなってくる。一二三は偉い。
観音坂独歩
意外と攻める先生のハンドリンク
三半規管がイカン感じかも
って頃にゃ通例 Too late
“神宮寺寂雷は運転が荒め”という情報で手を叩いて大喜びしてしまった。そういう破天荒な所好き~!!!
でも「通例 Too late」なので独歩は吐いちゃった。血尿に嘔吐に、どんどん独歩のキャラクターは弱々しくなっていくな。
波羅夷空却
It's alright 阿伽陀薬師如来
素人考えですが空却のリリックって仏教用語からヒントが貰えるから逆に作りやすいのかも。 alrightと如来で韻を踏んでるのが楽しい
四十物十四
No闇, No Life
いきなりタワーレコードみたいなフレーズがポップで超ラブリーな十四くん。
願っていくポジティブ ネガティブもしてく
一歩一歩てくてく探す パースペクティブ
ポジティブもネガティブを受け入れててくてく歩くっていうすごく人間賛歌的な素敵な歌詞です。
ヒプマイの十代って山田一郎(19)山田二郎(17)とか三郎(14)とか空却(19)なんだけど、この人たちけっこう達観してる性格だからあんまりクヨクヨしてなくて、そんな中で四十物十四(18)が等身大の悩める十代枠をやっている状況です。そんなの応援せざるを得ないでしょ…!(鼻息)
天国獄
脱税で起訴んとき
未来の高額納税者さんOK?(笑)
18歳と19歳と一緒にナゴヤディビジョンで活動する天国獄(35)。ジェネレーションギャップがものすごいと思うんですが、以前どこかで書いたように天国獄さんは兄が亡くなった瞬間から時が止まっているような気もするんだな。だから獄は実質十代です(?)
とは言うもののやはり隠せないおじさん感。文末に(笑)をつけてしまうのがかわいい(笑)
白膠木簓
今回好きなのは簓のパートかもしれない。
我らはオオサカの イニシャルD
の歌い方と言葉遊びがチャーミングで目を引くし(耳だけど)
取り分は大半事務所に行く文化
捕らぬ狸のタワーマンション
では一流芸能人なのに意外に金銭面で苦労してる面をチラ見せ。吉本興業かな?
さらに
涙で濡らしたフローリング
そのうえ滑る未来がよぎる脳裏...
と笑いに対しても決して安泰ではなく、スベる不安を抱えながら生きていることを吐露しちゃった。これまで簓はけっこう飄々とした強気なキャラだったけど、実は弱音だって吐くんだよ…と繊細な一面を見せました。好き…。(弱い男性を愛でる傾向があります)
躑躅森盧笙
アップデート自分自身に投資しろ教職
「気付きの為の7つの法則」
俺は漢についになるで!
36回払いで月2万円!
とっても楽しい『Hang out!』ですが盧笙の部分が鬼のように楽しい!完全に騙されてるし!!しかもかなりの金額だし!漢にならんでいいから頼むからじっとしといてくれ…!
とも思うんだけど、ヒプマイARBではこんなセリフがあって
盧笙はそんな騙されやすい自分の生き方をそれなりに受け入れているようなのだ。じゃあね、もう盧笙が幸せならそれでオッケーです。
天谷奴零
ありがちな罠ハマるガチなワナビー
情報教材手痛い勉強代
生涯学習だぞ老若男女
って、盧笙の情報商材の元締めは天谷奴じゃん。36回払い月2万円の情報商材『気づきの為の7つの法則』、たぶん天谷奴零によって
1.どんな時もチャンス
2.つきあいを大切に
3.いつも笑顔で
4.たかみを目指せ
5.レッツスタディ
6.本を読もう
7.ポジティブに行こう
みたいな雑~な縦読みがしこんであると思うぞ
ところでこの曲のサビは
韻だって宵越しの MoMoMoMo Money
明日は明日の言葉で間に合うと思えば
今日は少しだけ Funny
運不運はほぼ日替わり
ままならないままに 風のまにまに
というものなんですが、この雰囲気どっかで見たことあるなーと思ったら
行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
じゃないでしょうか。今日たまたまうたった歌ははてなブログで暇人(私です)に解釈されているけれど、明日になったらまた別の韻で別の気持ちの歌をうたうかもね、明日は明日の風が吹くからね。元来ヒップホップって自由で流動的なものだからね…というヒプマイ方丈記宣言のようなものを勝手に感じた次第でありました。