おれがあいつであいつがおれで 夢野幻太郎考察

 

 

ヒプノシスマイクbaseというヒプマイの新衣装を見ていたら、夢野幻太郎についてどうしても考えをまとめたくなってしまいました。

 

しかし乱数と同じく、幻太郎も情報が少ないのでいまだ決定的なことはわかりません。

正直、根拠がまだまだ薄い状態で考察というかむしろ仮説記事となっています

 

というわけで肩の力を抜いて、誰かの見たひとつの夢だと思って読んでください。

 

 

 

夢野幻太郎
MC NAMEPhantom(ファントム)

何のために意味なんか求めるんだ?人生は願望だ、意味じゃない

what do you want meaning for? Life is desire, not meaning.


作家。
書生のような格好をしている。
道行く人の半生や、今後の人生を勝手に想像するのが趣味。
説得力のある嘘をつくので、気づかれないことが多いが、 相手が信じ込んだところで、「まぁ嘘だけどね」とからかう。

 

(公式サイトより引用しました)

 

 

 

 

双子

 

コミカライズで幻太郎が3人の編集者に3つの原稿を渡すシーンが描かれています

 

1.純文学 双子の兄弟愛について

 

2.ミステリー 体制側の陰謀に巻きこまれた青年の孤独な戦い 叙述トリックであり最後に青年の正体が明らかになる

 

3.ライトノベル 双子の兄が組織に誘拐され実験体にされるのを阻止する

 

 

いきなりですが、おそらくこれは3つとも同じ話です。

 

キーワードは双子で、3つの物語のうち2つに双子が登場しています。

そうしたら、残りひとつの物語も実は双子の物語・・・ですよね、きっと。

 

純文学では双子ともに主人公

 

ライトノベルでは双子の弟が主人公

 

だとしたらミステリーでは双子の兄が主人公の可能性が高いのではないでしょうか。

夢野幻太郎は1つの物語を3つの視点に分けて書いた、としたらすっきりしませんか。

 

また、その物語はノンフィクションであるとコミカライズの中で示唆されています。

(幻太郎が、「フィクションならではのこういう設定って面白い」と言った編集者に対し「フィクションね・・・」とため息をつくシーンがあります)

 

ノンフィクションというのは事実に基づいた作品。

フィクションというのは作り事のことです。

 

 

では、実際にあった出来事は

 

「体制側の陰謀に巻きこまれ誘拐された兄が実験体にされるのを阻止しようとした弟、双子の2人は兄弟愛によって結ばれていた」

 

といった感じでしょうか。

 

 

 

青年

 

また、幻太郎が病院に見舞いに通う寝たきりの人物がいまして、『シナリオライアー』をもとに解釈すると、彼は学生時代の幻太郎に友達になろうと声をかけ、その後病に倒れた人物、いわゆる青年です。

 

幻太郎と青年が双子だとしたら。

エモーショナルにまとめるなら、誘拐された幻太郎(兄)を助けに来た青年(弟)が誤って身代わりになり寝たきりになった、かなぁ・・・

 

誘拐された青年(兄)を助けに来た幻太郎(弟)が、阻止できずに青年は実験体となり寝たきりになった、でもいいんですが、それだと青年の身柄は中王区が引き取るので面会に行けないような気がする。

 

さらにこの話には飴村乱数もかんでいる可能性があって、編集者との打ち合わせを終えた幻太郎に乱数から電話がかかってくるんですね。幻太郎いわく「乱数のほうがフィクションみたいな存在」だと。

 

そう、体制側、実験体、双子(クローン)、というキーワードは実はそのまま飴村乱数にも流用可能なものばかり。乱数と幻太郎は、そしておそらく「青年」も同じ24歳。

双子のひとりは飴村乱数という可能性も出てくるのです。

夢野幻太郎と「青年」と飴村乱数。

 

いったい誰が双子なんでしょう。

 

そして「孤独な戦い」をしているのは誰?

 

 

 

 

夢野幻太郎

 

 

ヒプマイベース衣装の幻太郎、和装をやめて普通の洋服にスニーカーを履き、前髪もわけています。

 

誰?

 

ということになって気づいたんですが、幻太郎が書生のような服を着たり前髪を交差させたり、小生とか言ってふしぎな言葉遣いをするのって、あれはコスプレだったのかもしれないですね

 

 

誰のコスプレかというと、「本物の夢野幻太郎」のコスプレです。

「本物の夢野幻太郎」とは誰かというと、あの寝たきりの青年です。

 

 

新衣装の、あの普通の無個性な若者になった幻太郎こそが、我々がいままで夢野幻太郎としてとらえていた人物の本来の姿であり、いまフリングポッセで書生姿で歌っている夢野幻太郎というのは、普通の若者であった彼が一生懸命作り上げているでありでありであるのかもしれません。まさにphantom。

 

 

普通の人である「彼」がなぜ和装をし、風変わりな受け答えをして夢野幻太郎として生きているのか理由はよくわかりません。

倒れた青年(本物の夢野幻太郎)の身代わりになって中王区の目を欺いているのかな。

青年に対する贖罪の気持ちかもしれないですね。

一度その姿で本人のお見舞いに行ったら笑いがとれたから、とかでもいい。

 

けど、人生は願望だ、意味じゃないという言葉の通り、その意味は深く追求しなくてもいいのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

そしてもちろんこの話はすべて

 

 

 

「嘘ですよ」

 

 

 

 

 

 

 

ところでドラマトラック「just a friend」において、一二三が幻太郎の服装について、「今時そんな恰好流行らないからやめた方がいい」みたいに言うシーンがありますね。(服装をけなされた幻太郎は我を忘れて怒ります。あの装いは幻太郎にとって結構大切な事柄のようだ)

 

また、一二三は乱数のことを「飴村シグマくん」と呼んだこともあったはず。

 

一二三が幻太郎や乱数の背景を知っている・・・とは思ってないんですが、知らずに本質をズバズバ当てていくタイプだったら面白いなー

 

夢野幻太郎について続きます


夢野ふたたび 夢野幻太郎考察その2 - pyonkospicaの日記